iOS 27ベータのコードと規制当局向け書類の情報から、複数バッテリーiPhoneの採用観測が強まっている。写真=9to5Mac

Appleが開発中とされる次世代iPhoneで、バッテリーを2基に分けて搭載する新設計が採用される可能性が浮上した。iOS 27ベータ4のコードから、複数バッテリーを備えたiPhoneを示す記述が見つかり、次期「iPhone Ultra」を巡る観測を後押ししている。

米ITメディアの9to5Macによると、現地時間20日に配信されたiOS 27ベータ4に、「複数バッテリーiPhoneモデル」に言及する文字列が含まれていた。

この記述は、Appleが開発しているとされる次期iPhone Ultra関連のものとみられている。中国SNS「微博」で情報発信するDigital Chat Stationは、同モデルに単一ではなく2分割した内部バッテリーが採用される可能性が高いと主張していた。

今回の発見は、これまでのリーク情報を補強する材料と受け止められている。フィリペ・エスポジトは、iOS 27のコードからはこれまでもiPhone Ultraに関連するとみられる記述が複数確認されているとした。

これまでには、折りたたみiPhoneの投入を示唆するコードや、複数ディスプレイを備えたモデルをうかがわせる内容も見つかっている。今回新たに、複数バッテリー構成に触れる記述が加わった格好だ。

バッテリー容量に関する情報も出ている。規制当局向け書類では、搭載が想定される2基のバッテリー容量はそれぞれ1921mAh、2962mAhで、合計は4883mAhとなる。

この構成が実際に採用される場合、2基のバッテリーを一体的に制御するソフトウェアと電源管理技術が重要になるとみられる。

スマートフォン内部にバッテリーを分散配置する方式は、折りたたみ端末では比較的一般的だ。ヒンジを挟んで内部空間が分かれるため、左右にバッテリーを配置する設計が使われる。

一方、従来のiPhoneは単一バッテリー構造を採用してきた。このため、今回のコードが実際の製品設計を反映したものだとすれば、Appleが従来とは異なるフォームファクターの端末を準備している可能性もある。

すでにiOS 27のコードでは、折りたたみiPhoneや複数ディスプレイを示唆する痕跡が確認されている。今回の複数バッテリーに関する記述も、同一製品向けの設計情報である可能性が指摘されている。

発売時期にも関心が集まっている。現時点のリーク情報では、iPhone Ultraが9月初旬に発表される可能性があるという。

ただ、製品名や詳細な設計は公式には確認されていない。AppleがこのモデルをiPhone Ultraとして投入するのか、折りたたみiPhoneや別の新ラインアップとして展開するのかも不明だ。

業界では、iOS 27ベータから複数バッテリー関連のコードが直接見つかったことで、Appleが従来のiPhoneとは異なるハードウェア構造をソフトウェア段階から準備している可能性が一段と高まったとの見方が出ている。

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