XRP市場に24時間で7億4370万ドルの資金が純流入し、日次出来高が61.15%増加した。もっとも、相場は1.11ドル台でもみ合いが続いており、市場の視線は1.12ドル台の上抜け可否に集まっている。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが20日(現地時間)に報じたところによると、XRPの出来高は19億6000万ドルに拡大した。一方、価格は1.1122ドル近辺で推移し、上昇率は1.34%にとどまった。
焦点は、今回の出来高増加をきっかけに、長期トレンドの節目とされる200日移動平均線の1.4202ドルまで戻りを試せるかどうかだ。足元では50日移動平均線の1.1214ドル近辺が目先の上値抵抗として意識されている。
テクニカル面では、相場の分岐点として2つのシナリオが示されている。強気地合いを維持するには、日次出来高が18億ドル以上を保つことが条件となる。この場合、XRPが1.1214ドルを上抜けし、中期的な上値目標とされる1.42ドル近辺まで上昇余地が広がる可能性がある。現在値からみると、追加上昇余地は約28%となる。
一方で、買いが1.12ドル近辺の上値抵抗を超えられなければ、相場は再び弱含む可能性がある。その場合、日次出来高が15億ドルを下回り、心理的な節目である1ドル近辺を中心とした長期のレンジ相場に戻る可能性があるという。
資金流入の中身も注目点の1つだ。市場では、新規資金は過度なレバレッジ拡大ではなく、比較的安定した需給を背景に流入しているとの見方が出ている。
テクニカル指標では、相対力指数(RSI)は49.06だった。6月と7月の安値圏では、まれな二重の強気ダイバージェンスも確認されており、出来高急増の直前に売り圧力がかなり消化されていた可能性を示す材料と受け止められている。
デリバティブ市場の指標も、過熱感よりは中立に近い。建玉(未決済建玉)は25億ドル水準、資金調達率は0.0066%で、ほぼ中立圏にとどまった。ロングポジションは主に現物主導で積み上がっており、急激な清算リスクは相対的に低いことを示す材料とされている。
こうした状況を踏まえると、XRPの短期的な焦点は明確だ。大規模な資金流入と出来高増加が実際の価格上昇につながるのか、それとも1.12ドル近辺で上値を抑えられ、再び1ドル近辺のボックス圏に戻るのか。次の値動きは、この水準の攻防に左右されそうだ。