Nums AIのメンバー(写真=Nums AI)

構造化データ向け基盤モデル「TFM(Tabular Foundation Model)」を開発するNums AIは20日、初回の資金調達で40億ウォンを調達したと発表した。

調達はStonebridge Venturesが主導し、SBVA、KT Investment、Base Venturesが参加した。

構造化データは、行と列で整理された表形式のデータを指し、売上記録や取引明細、顧客情報などが含まれる。Nums AIによると、TFMはこうした構造化データに特化した基盤モデルで、LLMが次に来る単語を予測するのと同様の考え方で、一度の推論で欠損値の予測に対応できるという。

従来は、需要予測や異常検知、信用評価といった課題ごとに数カ月かけて個別モデルを開発する必要があった。これに対しTFMは、単一モデルで複数の課題に横断的に対応できるとしている。個別モデルの開発・保守にかかる人員やコストの圧縮にもつながるという。

Nums AIは、ソウル大学校コンピュータ工学部の助教授であるユ・ジェミン氏が、同僚研究者らと設立したAI企業だ。

同社は今回の調達資金をもとに、GPUインフラと研究体制を拡充し、TFMの開発を加速する方針。APIサービスに加え、データを外部に持ち出せない企業向けにオンプレミス型ソリューションも提供する。製造、金融、コマース、ヘルスケアなど、構造化データの活用が重要な産業を中心に事業拡大を進める。

ユ・ジェミン代表は「今後は構造化データをどれだけ効果的に活用できるかが、企業競争力を左右する重要な要素になる」とコメント。「研究力と専門性を基に、グローバルなモデル競争を先導する中核的なAI企業へ成長したい」と述べた。

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