Shiba Inu(SHIB)のイメージ(写真=Shutterstock)

Shiba Inu(SHIB)の取引所流出が1日で大きく鈍化し、短期的な買い圧力の弱まりを懸念する見方が広がっている。純流出基調は維持したものの、取引所から資産を引き揚げる勢いは明らかに低下した。

7月19日(現地時間)、ブロックチェーンメディアのU.Todayによると、取引所流出は、投資家が中央集権型取引所からShiba Inuをどの程度引き出しているかを示す指標。一般に、流出の拡大は長期保有や自己保管への移行を示し、市場で即時に売却可能な供給の減少につながると受け止められる。反対に流出が減少すれば、こうした動きの鈍化を示すシグナルとみなされやすい。

今回注目されたのは、純流出がなお続いた点だ。純流出は、取引所への流入量を流出量が上回る状態を指し、通常は強気材料とされる。ただ、記事作成時点では純流出を維持しながらも、日次の取引所流出は大幅に減少していた。方向感としては取引所からの資産移動が続いているものの、その勢いは弱まった格好だ。

オンチェーンデータでは、取引所残高は引き続き減少傾向にある。取引所ウォレットで保有されるShiba Inuはこの数カ月、着実に減っており、市場で売却可能な流動性も低下している。長期的に見れば、売り圧力の緩和につながる構図は維持されている。取引所準備金のドル換算額も、緩やかな減少基調を示した。

もっとも、市場が注視するのは方向性だけでなく変化のスピードだ。日次の取引所流出が前のセッション比で65%急減したことは、投資家心理の弱まりを示す警戒材料になり得る。とりわけ、大口保有者や短期売買の参加者による取引所外への資産移動が細れば、足元の相場を支えてきた買い圧力も弱まる可能性がある。

ネットワーク利用の面では、急激な悪化を示す兆候はまだ明確ではない。取引活動も比較的安定して推移した。ただ、取引所流出の再拡大が確認できなければ、Shiba Inuが本格的な回復局面を支えるだけの買い圧力を確保しにくくなる可能性がある。純流出の継続と長期的な取引所残高の減少は支援材料として残る一方、短期では流出ペースの鈍化がより直接的な変数として意識されそうだ。

今後の焦点は、取引所流出が再び持ち直すかどうかにある。日次流出の低調さが数日続けば、Shiba Inuは一段高に必要な上昇モメンタムを確保しにくくなる恐れがある。暗号資産市場全体のボラティリティが再び高まる局面では、こうした鈍化シグナルがより敏感に織り込まれる可能性もある。

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