KB金融グループが19日に公表した「2026年版 韓国単身世帯報告書」で、単身世帯の生活満足度が上昇し、金融資産の配分は預貯金から株式・ETFなどの投資商品へ移っていることが明らかになった。
同報告書は2017年の初版以来7回目。今回は、単身世帯の生活満足度をはじめ、ライフスタイル、金融生活、職業トレンド、消費トレンドなどをまとめた。
報告書によると、単身世帯の現在の生活に対する満足度は73.5%で、2024年に比べて2.3ポイント上昇した。今後も単身生活を続けたいとする回答は58.3%だった。
満足度を項目別に見ると、「空間・環境」が79.5%で最も高く、以下「余暇生活」74.8%、「人間関係」62.4%、「経済力」51.4%の順だった。
単身生活を続けたい理由では、「一人で暮らすのが楽」が61.4%で最多だった。一方、現在の最大の不安は「経済的安定」が24.0%、将来に対する最大の不安は「健康」が25.7%となった。
資産運用面では、預貯金中心から投資商品中心へのシフトが鮮明になった。
単身世帯の金融資産ポートフォリオでは、預貯金の比率が28.3%と、2年前に比べて7.8ポイント低下した。これに対し、株式・ETFは21.1%で6.1ポイント上昇し、暗号資産も3.5%と1.3ポイント増加した。
借り入れを利用した投資経験も増えた。融資保有者のうち、借入金で金融商品に投資した経験があると答えた割合は34.0%で、2024年の28.8%から5.2ポイント上昇した。
職業トレンドでは、本業以外で収入を得る「Nジョブ」への参加が広がった。単身世帯のNジョブ参加率は59.6%で、2022年の42.0%から17.6ポイント上昇した。
消費トレンドでは、計画性や実用性に加え、個人の嗜好を重視する傾向が目立った。消費性向の調査では、「堅実でコストパフォーマンスを重視」が55.4%、「自分の好みを優先」が51.1%、「計画的に消費する」が47.2%だった。
一方で、「衝動的に消費する」は24.1%、「ブランドや信頼を優先」は19.0%、「品質や完成度を重視」は16.2%にとどまった。
KB金融経営研究所は、「単身世帯はもはや特定世代に限られた一時的な現象ではなく、一つの生き方として定着している」と指摘した。その上で、「今回の報告書は、単身世帯を単なる人口統計上の分類としてではなく、仕事や消費、資産運用を含む生活全般を主体的に設計する存在として浮き彫りにした点に意義がある」とコメントした。