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SwiftとStripeが相次いでブロックチェーン関連の大型戦略を打ち出し、トークン化決済基盤を巡る主導権争いが激しさを増している。ステーブルコインを巡る競争は、技術の実証段階から、流通網と利用基盤の確保へと軸足を移しつつある。

Swiftは14日(現地時間)、グローバル銀行17行と進めてきたパイロットを終え、ブロックチェーン決済インフラを拡大すると発表した。現在は40社超の金融機関と連携しているという。一方、StripeはPayPalに対し、530億ドルでの買収を提案した。

CoinDeskによると、Swiftは1万1500超の金融機関をつなぎ、数兆ドル規模の国境間決済メッセージを処理している。Stripeの年間取扱高は数千億ドル規模。PayPalのアクティブアカウント数は4億3900万で、2025年の決済処理額は1兆7900億ドルに達した。

Winnexの創業者兼CEO、イリエス・ラルビ氏は、両社の動きについて「次世代の決済インフラを押さえるための競争だ」と述べた。

StripeとPayPalの統合が実現すれば、VisaやMastercardといった仲介事業者への依存を下げつつ、PayPalの消費者基盤にもアクセスできる。Solayerの共同創業者でMPC Vault CEOを務めるジェイソン・リー氏は「4億人に実際にステーブルコインを使ってもらうには、530億ドルが必要だということだ」と指摘。「Stripeはすでに発行体、チェーン、加盟店を押さえている。今回手に入れようとしているのは消費者向けウォレットだ」と語った。

Dragonflyのゼネラルパートナー、ロブ・ヘディック氏は「StripeとPayPalは決済規模こそ近いが、純収益ベースではStripeはPayPalの5分の1程度にとどまる」と述べ、業績面での押し上げ効果が見込めると指摘した。その一方で、この規模のM&A統合は極めて難しいとも警告している。

複数の業界幹部は、競争の焦点がブロックチェーン技術の検証から、流通網の確保へ移りつつあるとみている。

Meldの創業者兼CEO、パンカジ・ベンガニ氏は「ステーブルコインは実験段階を抜け出し、中核的な決済インフラになった」と述べた。Citiのアナリストも、ステーブルコイン競争は「最も優れた技術を持つ発行体」が勝つ構図ではなく、「最大の加盟店網、消費者向けウォレット、自律取引基盤」を握った側が標準的な選択肢となって規模を取り込む競争になったと分析している。

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