写真=中国の習近平国家主席/公式サイト

中国の習近平国家主席は17日、上海で開かれた世界人工知能大会で、開発途上国とのAI協力拡大を提案した。あわせて、AIを巡る安全保障概念の過度な拡大に反対する考えを示した。

CNBCによると、習主席は演説で、各国がAIの発展を共に進めるべきだと訴え、開発途上国への支援強化を打ち出した。

具体策として、中国は開発途上国向けに、AIの教育・研修プログラムへの参加機会を5000回分提供する方針を表明した。さらに、東南アジア諸国連合(ASEAN)、アラブ連盟、アフリカ連合(AU)など地域機構とのAI協力も進めるとした。

習主席は、中国として、より開かれた姿勢と実務的な行動、長期的な視点で、AIの発展がもたらす機会と課題に各国と共に対応していく考えも示した。その上で、AIの発展は一国による独走ではなく、国際協力による「交響曲」であるべきだと強調した。

AIのリスク管理については、「リスク認識を強め、AIは安全で制御可能でなければならず、常に人間の統制下になければならない」と述べた。さらに、AI分野で国家安全保障の概念を過度に広げたり、自国の安全保障を他国以上に優先したりすることには反対するとけん制した。

上海では前日の16日、29カ国が世界人工知能協力機構の設立に向けた合意文書に署名した。

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