Injective(写真:Shutterstock)

Injectiveは米証券取引委員会(SEC)にトランスファーエージェント登録を申請した。証券の権利記録をブロックチェーン上で管理するための制度対応を進め、トークン化証券やトークン化実物資産の発行・管理につなげる狙いがある。Cointelegraphが16日(現地時間)に報じた。

トランスファーエージェントは、株主名簿の管理や証券の名義書換、所有権の変動記録などを担う、米証券市場の基盤機能の一つだ。DeFiとトークン化実物資産に注力するレイヤー1ブロックチェーンのInjectiveは、この機能をオンチェーン化することで、トークン化証券とトークン化資産の発行・管理に向けた規制対応の枠組みを整備できるとしている。

申請が承認されれば、Injectiveは単なるトークン化資産向けのブロックチェーン基盤にとどまらず、証券の法的な権利関係を扱う規制の枠組みに踏み込むことになる。同社は、この仕組みによって仲介機関の間で生じる処理の遅延や照合作業を減らせると説明している。

InjectiveはXへの投稿で、トークン化証券や実物資産には、1秒未満で決済できるインフラ上で、規制に準拠した権利記録を整備する必要があるとの見解を示した。

この分野では、ニューヨーク証券取引所の親会社であるIntercontinental ExchangeもSecuritizeと協業し、オンチェーン株式や上場投資信託(ETF)向けインフラの開発を進めている。米証券市場のポストトレード分野で中核を担うDepository Trust & Clearing Corporationも、担保管理と決済の自動化に向け、トークン化コラテラル向けアプリチェーンプラットフォームの準備を進めている。

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