ビットコイン(写真=Shutterstock)

Glassnodeは、ビットコインを1~2年保有する投資家の実現損失の増勢が鈍っており、2026年の弱気相場の底打ちを示す初期シグナルになり得るとの見方を示した。上値の焦点としては、短期保有者の平均取得単価に当たる6万9000ドル近辺を挙げている。

米ブロックチェーンメディアのCointelegraphが16日、報じた。Glassnodeのシニア・リサーチ・アナリスト、クリプトビザートは、直近サイクル高値圏で買い入れた投資家による損失確定の動きが、過去の弱気相場の底値圏と似た構図を示していると指摘した。

同氏が注目したのは、1~2年保有者のドル建て実現損失の規模だ。弱気相場の終盤を見極めるうえで、最も重要な指標の一つだとしている。

対象となるのは、2024年7月から2025年7月にかけて最後にオンチェーンでコインを移動した投資家。この間、ビットコイン価格は約6万2800ドルから10万7000ドルまで上昇した。その後の相場低迷を受け、この期間に買った投資家の多くは含み損圏にあるとみられる。

Glassnodeのチャートによると、実現損失の30日移動平均は足元で7500万ドルを超えた後、増勢の鈍化がみられた。クリプトビザートは、相場の低迷が長引くほど、この層は段階的に損失確定を進める傾向があると説明。その上で、「実現損失の30日移動平均がピークアウトし、鈍化し始める局面は、市場で最も重い分配局面を通過したことを示す、最も明確な初期シグナルの一つとなる場合が多い」と述べた。

底打ちを判断する材料は、この指標だけではない。Glassnodeは定期レポート「The Week Onchain」で、短期保有者の平均取得単価が上昇局面における次のレジスタンスになり得ると指摘した。現在の水準は約6万9000ドルで、2021年の強気相場で付けた過去最高値圏とも重なる。

あわせて、ビットコインの2カ月ベースのストキャスティクスRSIも、典型的な反転条件を形成していると言及した。オンチェーン上の損失確定の動きとテクニカル指標の双方が底打ちの可能性を示す一方、実際に価格が反転するかどうかは、6万9000ドル近辺の売り圧力をこなせるかが焦点となる。

キーワード

#ビットコイン #Glassnode #オンチェーン分析 #実現損失 #30日移動平均 #短期保有者 #ストキャスティクスRSI
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.