チャールズ・ホスキンソン氏のイメージ画像。画像=Reve AI

チャールズ・ホスキンソン氏は、CardanoのRealFiについて、預かり資産総額(TVL)の拡大とオンチェーン取引の増加を同時に促す取り組みになるとの見方を示した。CardanoのDeFiエコシステム拡大を後押しする存在になると位置付けている。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが15日、こうした同氏の見解を伝えた。

ホスキンソン氏によると、RealFiの仕組みそのものがTVLの増加につながる。ユーザーがプロトコルのスマートコントラクトに資産を預けることで、その資産はロックされ、収益が発生し、参加者に分配される構造だという。

この過程では、預け入れや引き出し、収益分配のそれぞれでオンチェーン取引が発生するため、ネットワーク活動の活発化にもつながるとしている。

こうした発言は、RealFiのフェーズ1テストネットが初期段階で参加者を集めたタイミングで出た。ホスキンソン氏はこれに先立ち、プロジェクトの立ち上がりを「素晴らしいスタートだ」と評価していた。

RealFiチームが公開した「Pioneer Season」の指標によると、テストネット参加者は1000人を超え、このうち約500の認証済みウォレットがフェーズ1に積極的に参加している。

また、1週間あまりでX(旧Twitter)のフォロワーは2000人を超え、Discordサーバーの新規参加者も420人以上増えた。

RealFiチームは、こうした数字について、単なる利用者数の増加ではなく、実物資産を担保とする透明性の高いステーブルコイン開発への関心の広がりを示すものだとしている。

プロジェクトの方向性は、従来の売買中心のDeFiとはやや異なる。CardanoのRealFiは、ブロックチェーンの流動性を活用し、マイクロファイナンスや中小企業向け融資といった実社会の金融サービスとDeFiの接続を目指す。

金融アクセスが限られた地域に新たな手段を提供し、売買以外の領域でブロックチェーンの実利用を広げることに重点を置いている。

初期のテスト段階では、ユーザーはテスト用資産をUSDrに交換し、USDrを預け入れてsUSDrを受け取ったうえで、償還までの一連の流れを検証できる。

ホスキンソン氏は、RealFiがメインネット公開に向けて前進していると説明した。メインネットへ移行すれば、Cardano DeFiの成長と実利用の拡大を後押しする可能性があるとの見方も示している。

一方で、CardanoのTVLは現在7156万ドルにとどまる。Ethereumの410億9000万ドル、Solanaの49億1000万ドルとはなお大きな開きがあり、RealFiが実際に流動性拡大をけん引できるかが今後の焦点となる。

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