画像=Satellite Tracker

地球を周回する人工衛星3万機超の現在位置をリアルタイムで表示するWeb地図サービス「Satellite Tracker」が公開された。Starlink衛星を初期表示するほか、各衛星の軌道や識別情報、用途別・国別の絞り込みにも対応する。

オンラインメディアのGigazineが15日、現地時間ベースで報じたと報じた。

初期画面では、暗色の地球上に多数の点が表示される。各点は1機の人工衛星を示しており、初期設定では衛星インターネットサービス「Starlink」の衛星が表示される。任意の点にカーソルを合わせると衛星名と識別記号が現れ、クリックすると軌道が地図上に重ねて表示される。

表示はリアルタイムで更新される。Gigazineは例として「31667 v2 mini」を取り上げ、時間の経過とともに日本上空から南東方向へ移動する様子が地図に反映されたと紹介している。画面右上には選択中の衛星名が表示され、周辺の衛星を拡大して確認することもできる。

詳細画面では、衛星固有の識別番号である「NORAD ID」や「国際衛星識別符号」を確認できる。所属する衛星群に加え、ハードウェアや世代、外形図、打ち上げ時点、目標高度なども表示する。Starlinkについては世代別の表示にも対応する。

絞り込み機能も備える。上部の「ロード」メニューから、用途やプロジェクト別に衛星を絞り込める。Gigazineはモノのインターネット(IoT)の項目から、中国の北京国電高科科技有限公司が運用する低軌道IoT衛星ネットワーク「Tianqi」を選択し、関連する衛星群を確認したとしている。

国や研究機関を軸にした選別も可能だ。「カスタム」メニューでは、衛星の種類や用途、国、高度など複数の条件を組み合わせて検索できる。日本だけを選ぶと、日本が打ち上げた衛星のみを表示できる。

その一例として確認できる衛星「Teruteru」は、NORAD IDのリンク先で、2025年10月26日に打ち上げられた1kg級の小型衛星と表示される。Gigazineによると、これは長野県の駒ケ根工業高校と工房オークラ、北海道科学大学が共同開発した、手のひらサイズの超小型衛星「Teruteru」だという。衛星を搭載したロケットは2025年10月に国際宇宙ステーション(ISS)へ到着し、衛星は2026年2月3日にISSから宇宙空間へ放出された。

低軌道衛星が急増するなか、Satellite Trackerは大規模衛星群の分布把握に加え、国別の打ち上げ状況や個別衛星の基本情報もあわせて確認できるサービスとして活用が広がりそうだ。軌道上での衛星の密集状況を一目で把握できる点も特徴といえる。

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