KakaoPayは7月16日、NH農協銀行が主導する代替信用評価の協業体制「NH Credit On」の構築に向け、多数の関係企業と業務協約を締結したと発表した。マイデータや決済・送金データ、AI技術を組み合わせ、信用履歴が乏しい層を対象とした評価モデルの共同開発を進める。
協約式は15日、ソウル市西大門区のNH農協銀行新館で開かれた。
協約に、KakaoPay、NH農協銀行、NH農協カード、NH農協キャピタル、Korea Credit Bureau(KCB)、AgileSoDA、HonestAI、Crepas Solution、韓国評価情報が参加した。
参加各社は、それぞれが保有する非金融データや信用評価のモデリング能力、AI技術を持ち寄り、共同で代替信用評価モデルを開発する。あわせて、実際の金融商品への活用策も検討する。
このうちKakaoPayは、マイデータや決済・送金などの生活金融データを基に、代替データの抽出と活用案の提示を担う。KCBは非定型データを含む信用情報を提供し、評価モデルの構築を支援する。
NH農協銀行は協業体制全体の運営を統括し、代替信用評価モデルの活用範囲や、金融商品との連携方法を検討する。NH農協カードとNH農協キャピタルは、対象顧客層の選定と関連商品の企画に参加する。AgileSoDA、HonestAI、Crepas Solution、韓国評価情報は、AIと代替信用評価技術を活用し、モデル開発と高度化を支援する予定だ。
共同開発するモデルは、既存の金融取引情報が少ない、社会人になって間もない層や大学生、小規模事業者など、いわゆる「シンファイラー」の信用度評価に活用する。
カン・テヨンNH農協銀行長は「金融履歴が乏しいという理由で金融サービスから取り残される顧客が出ないよう、真の包摂金融を実践し、銀行全体のAXを加速させたい」とコメントした。
シン・ウォングンKakaoPay代表は「KakaoPayが保有する生活金融データと『KakaoPay Score』の運用経験を、代替信用評価モデルの開発に生かしていく」と述べた。