Anthropicは、Blackstone、Hellman & Friedman、Goldman Sachsと共同で、企業向けAIの導入支援やシステム構築を手掛ける合弁会社「Ode」を設立した。高性能なモデルを持つだけでは企業顧客の開拓に限界があるとみて、現場での実装支援を強化する狙いだ。
米TechCrunchが15日付で報じた。
AI業界では、基盤モデルの提供にとどまらず、企業の業務現場への実装まで踏み込む動きが広がっている。OpenAIも「The Deployment Company」を別会社として展開しており、有力AI企業の間で導入支援事業を拡大する流れが強まっている。
今回の構想は、Blackstoneが先行して進めていたという。Blackstoneはポートフォリオ企業へのAI導入にあたり、大手コンサルティング会社と小規模なAIサービス企業を併用してきた。その中でFractional AIが評価を高めていた。
Odeは設立後すぐにFractional AIを買収した。Fractional AIはこれに伴い、OpenAIとの協業を終了した。
現在のOdeには100人のエンジニアが在籍する。Anthropicの応用AIチームと連携し、企業ごとにAI活用の有望領域を見極めたうえで、各組織の運用に適したシステムを構築する。
Anthropicの社内チームは今後も、戦略上重要な案件への導入支援に注力する方針だ。
また、Odeの基本方針は「Claudeファースト」となる。可能な限りAnthropicの技術を優先的に適用し、Slack上の「Claude」タグ機能なども活用する。