写真=Reve AI

KOSPIが1日で8.95%急落し、取引時間中には一時15%安まで下げてサーキットブレーカーが発動した。13日付のCryptopolitanは、この急落が直近の上昇局面のもろさを浮き彫りにし、暗号資産市場にも波及する可能性があると報じた。

KOSPIは6月の上昇局面で9155ポイントまで上昇したが、直近1カ月で6800ポイントを下回った。レバレッジをかけた取引が多かったことから、追加のロスカットが出る余地もある。2026年に入って7回目のサーキットブレーカーとなったことも、市場心理の不安定さを示している。

今回の下げは、AI・半導体関連銘柄の巻き戻しと重なった。KOSPIは半導体セクターへの依存度が高く、予想PERは6.4倍水準にある。半導体業績が改善しているにもかかわらず、この水準が2008年の金融危機以降で最も低い水準まで落ち込んだ背景には、今後数四半期にわたる半導体売上の持続性に対する懸念が強まっているとの見方がある。

半導体株の弱さは他銘柄にも波及した。ハイニックス指数は直近1週間で19%超下落した。今回のサーキットブレーカーは、市場の想定を上回るポジション解消が進んだことを示しており、追加下落や清算拡大への警戒も残る。

資金フローの変化も目立っている。KOSPIの急伸局面では、韓国の暗号資産市場に向かっていた資金の一部が株式市場へ流れた。一方、個人資金の流入期待で押し上げられた相場は、急落局面では売りが売りを呼びやすい構造でもあった。

暗号資産市場も同じタイミングで不安定な値動きとなった。ビットコインはKOSPI急落局面と重なる形で6万4000ドル(約960万円)台突破に失敗して下落した後、6万3000ドル(約945万円)台まで戻った。KOSPIの下落によって個人資金の一部がビットコインやトークン市場へ回帰する可能性がある一方、リスク回避姿勢の強まりが暗号資産全般の売り圧力につながる可能性もある。

デリバティブ市場の変動も広がった。Hyperliquidの株式連動型パーペチュアル先物は値動きが一段と荒くなり、Samsungは1日で8.38%下落して出来高が急増した。半導体株の調整はHIP-3取引にも影響し、清算の拡大や流動性の変化を招く可能性がある。

海外資金の流出も焦点の1つだ。海外投資家は6月末から売り越しに動き始めた。KOSPIは2026年高値時点で年初来上昇率が122%に達していたが、足元の急落を受けて上昇幅は60%前後まで縮小した。アジア市場引け後の米国市場がどのような反応を示すかも注目される。

キーワード

#KOSPI #暗号資産 #ビットコイン #半導体 #サーキットブレーカー
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.