下期はAI大型株以外にも資金が向かうかが焦点となる。写真=Shutterstock

2026年上期にAI大型株の陰に隠れていたソフトウェア、クラウド、中小型成長株が、下期に見直される可能性がある。米CNBCが7月11日(現地時間)に報じた。

CNBCによると、ETF Action共同創業者のマイク・エイキンス氏は、下期の投資アイデアとして、主要AI銘柄に比べて出遅れていた分野への配分拡大を提示した。

なかでも注目分野として挙げたのが、ソフトウェアとクラウド関連銘柄だ。これらのセクターでは、過度だったバリュエーション負担が相応に和らいだ一方で、成長シナリオはなお堅いとみている。企業活動にソフトウェアが不可欠であることを、関連企業の事業動向が引き続き示しているとの見方も示した。

有望分野としては、破壊的技術に関連するテーマにも言及した。こうした戦略は、メガキャップや半導体中心の相場から一段裾野を広げ、中型株や小型株まで投資対象を拡大するものだという。これまでメガキャップ主導の相場に出遅れていたものの、アナリストによる利益成長見通しを踏まえれば、「かなり良好な環境」にあると評価した。

大型ハイテク株では、「Magnificent 7」の出遅れ修正余地にも触れた。Magnificent 7は、Nvidia、Microsoft、Alphabet、Amazon、Meta、Apple、Teslaで構成される。エイキンス氏は、年の折り返し時点で同グループが年初来ほぼ横ばいにとどまるとは想定しにくかったとしたうえで、下期は健全なキャッチアップの展開になる可能性があるとみている。

実際、上期の値動きは大型ハイテク株全体の強さとはやや異なっていた。Magnificent 7指数は上期に2%超下落した一方、Nasdaq 100は約20%上昇した。ただ、下期序盤には変化の兆しも出ている。金曜日の終値ベースでは、Magnificent 7指数が下期入り後に5%上昇したのに対し、同期間のNasdaq 100は1%下落した。

中小型株に対しても強気姿勢を示した。エイキンス氏は、2027年に向けて小型株・中型株が優位となる局面があり得るとみている。特に小型株は年初来ですでに力強いパフォーマンスを示していると指摘。これまで出遅れていた銘柄群が実際に追随を始めており、この流れは年内いっぱい続く可能性があると述べた。利益と売上高の成長に加え、ここ数年にわたり大きく抑えられてきたバリュエーションの拡大も同時に進み得るとした。

指数の動きもこうした見方を裏付ける。小型株に連動するRussell 2000は年初来でほぼ20%上昇した。同期間のS&P 500の上昇率は約11%だった。

下期の焦点は、メガキャップと半導体に集中していた資金が、どの程度周辺セクターへ広がるかにある。ソフトウェア、クラウド、破壊的技術、中小型株、そして上期に出遅れたMagnificent 7が、業績期待を背景に相対パフォーマンスを回復できるかが注目点となる。

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