ジェンスン・フアンCEO(写真=NVIDIA)

NVIDIAのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は、社内のソフトウェア開発者の業務の軸足が、コーディングから人工知能(AI)エージェントの構築へ移りつつあるとの認識を示した。

Business Insiderが9日(現地時間)に報じたところによると、フアン氏はNVIDIAが公開したインタビューで、自社の開発者はPythonのコードを書くこと以上に、AIエージェントの構築に強い関心を向けていると語った。

フアン氏は、エージェント型システムを新たな技術潮流と位置付けた。多くの開発者がエージェント開発に取り組む中、社内でもコーディングに費やす比重が下がる一方、エージェントの構築に加え、ベンチマークやガードレールの整備に注力しているという。

また、コーディングを「タイピング」に例え、反復的で単調な業務はエージェントに担わせる重要性が高まっていると指摘した。こうした取り組みには、想像力や創造性に加え、高度な技術が求められると強調した。

1993年にNVIDIAを共同創業したフアン氏は、職場でのAI支援ツールの活用を一貫して後押ししてきた。生産性向上に向け、社内のさまざまな部門にエージェントを広く導入する構想についてもたびたび言及している。エージェントは、大きな目標の達成に向けて作業を複数の段階に分けて実行するシステムを指す。

フアン氏は、AIは単に人を置き換えるものではなく、新たな役割を生み出すとも主張した。世界全体でAIを導入していくには対応すべき課題が非常に多く、その過程で多くの雇用が生まれていると述べた。

さらに、AIが事務職の雇用を大量に奪うとの見方にも否定的な立場を示した。5月のテレビインタビューでも、AIが最初に生み出しているのは膨大な雇用であり、米国が産業基盤を再び強化する好機になると語っていた。

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