T map Mobilityは7月9日、利用者が訪問した場所を短尺動画で記録・共有できる新機能「T mapショートフォーム」の提供を開始すると発表した。ユーザーの訪問体験をデータとして蓄積し、AIベースのスポット推薦機能の高度化につなげる。
T mapショートフォームは、訪問先を短い動画で記録し、共有できるサービスだ。短尺動画の視聴からスポット詳細の確認までをシームレスにつなぎ、視聴後にはレビューや営業時間、メニューなどを確認できる。気になる場所は保存できるほか、そのまま経路案内の利用も可能だ。
コンテンツは、グルメ・カフェ・旅行などのスポット分野、初心者運転・車両管理などのドライブ分野、ポップアップストア・生活情報などのライフ分野で構成される。
動画は「T map認証クリエイター」による検証済みコンテンツに加え、一般ユーザーの投稿も掲載する。サービス開始当初は人気度や一般的な嗜好を基に推薦し、今後はユーザーの嗜好データを反映したパーソナライズ推薦へ拡大する計画だ。さらに、対話型エージェントがレビューや写真、短尺動画を横断的に活用し、利用者の質問に応答できるよう機能を高度化していく方針としている。
同社は、ナビゲーション中心だったサービスを、移動前の情報探索から移動後の記録・共有までを含むプラットフォームへと拡張してきた。2024年には「どこ行く?」を投入し、「メニュー検索」「AIハッシュタグレビュー」「場所クーポン」を展開。その後、「音声AIエージェント」「ホームレビュー・フィード」「万歩計」なども追加した。
2026年にはホーム画面を地図中心に刷新し、道路状況を共有する「ソーシャル投稿」や、経路選択を支援する「ナビ経路要約」を導入した。あわせて、訪問履歴や好みを共有する「オープンプロフィール」、走行・徒歩履歴を自動記録する「移動ログ」も提供している。今後は「どこ行く?」の高度化に加え、旅行コースを推薦する対話型エージェントや、車載向け音声エージェントも投入する計画だ。
チョン・チャングンCPOは、「T mapは単なる道案内を超え、移動前の探索から移動中の走行、移動後の記録・共有までをつなぐ移動ライフプラットフォームへ進化している」と説明した。その上で、「移動データとコンテンツをAIと組み合わせることで、差別化された移動体験を提供していく。AIネイティブサービスへ進化し、モバイルと車載インフォテインメント市場での競争力を高め、未来モビリティ時代を主導したい」と述べた。