Cardano(ADA)のイメージ。写真=Shutterstock

Cardano(ADA)の日足チャートで、相対力指数(RSI)に強気ダイバージェンスがみられた。価格が安値を切り下げる一方でRSIは切り上がっており、売りの勢いが鈍っている可能性を示している。短期的には0.16169ドルを維持できるかが焦点となり、反発基調を強めるには0.18311ドルの回復が重要になりそうだ。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicによると、8日時点のADAは0.16697ドルで推移し、24時間で4.19%下落した。ただ、テクニカル指標では下落モメンタムの鈍化を示す動きが出ている。

注目されるのは、価格とRSIの動きの食い違いだ。ADAは6月8日に0.1487ドルまで下落し、この時点のRSIは12.78まで低下していた。その後、6月25日には価格が0.1380ドルへ一段安となって安値を更新した一方、RSIは25.10へ上昇した。

価格が下値を切り下げたにもかかわらず、モメンタム指標は改善した形で、売り圧力が以前ほど強くない可能性がある。もっとも、このシグナルだけで下落トレンドの終了を断定することはできない。

その後、RSIは47.57まで上昇し、シグナルラインは42.93を示した。12.78と25.10を結ぶ上昇トレンドラインも維持されている。RSIが50を上回って定着すれば、買い優勢への転換を示す材料になり得る。

価格面では、0.16169ドルが当面の重要水準とされる。0.786フィボナッチ・リトレースメントにあたり、直近ではサポートとレジスタンスの両面で意識されてきた水準だ。

その下の0.14993ドルは0.888フィボナッチ・リトレースメントにあたり、追加の下値支持線として注目される。ADAがこの水準を日足終値で下回れば、6月25日安値の0.13800ドルの再テストが視野に入る。

さらに0.13800ドルを割り込めば、下値リスクは一段と高まる。この場合、1.272フィボナッチ・エクステンションの0.11283ドルと、1.414フィボナッチ・エクステンションの0.10156ドルが次の下値メドとして意識される可能性がある。

ただ、こうした水準まで下げ余地が広がるには、暗号資産市場全体の一段安が前提になるとみられる。

一方、短期反発を維持するには0.18311ドルの回復が必要だ。これは0.618フィボナッチ・リトレースメントにあたり、この水準を上抜いて維持できれば、短期的な地合い改善につながる可能性がある。

上値の目安としては0.22663ドルが挙げられる。より長い時間軸では、過去のスイング高値である0.28935ドルが主なレジスタンスとして残る。

ほかのモメンタム指標にも改善の兆しが出ている。MACDラインは0.00462、シグナルラインは-0.00095だった。6月の急落局面ではMACDヒストグラムが大きくマイナス圏に沈んでいたが、足元ではゼロラインに接近しており、プラス圏への転換も意識され始めている。

ボリンジャーバンドでは、ミドルバンドが0.16047ドル、アッパーバンドが0.19128ドル、ロワーバンドが0.12966ドルとなっている。ADAは足元でミドルバンドを上回って推移しているものの、明確な上放れや下放れを確認する段階には至っていない。

特にアッパーバンドの0.19128ドルは、0.18311ドルのレジスタンスに近く、上値では強い抵抗帯として意識されやすい。

当面の見極めポイントは明確だ。0.16169ドルを日足終値で維持できれば、足元の強気ダイバージェンスは有効と判断しやすい。一方、0.14993ドルを割り込めば、モメンタム改善に買いが追随していないことを示すシグナルとなり、0.13800ドルの再テスト観測が強まりそうだ。

現時点のテクニカルシグナルは、あくまで反発の初期兆候にとどまる。0.18311ドルの回復に加え、RSIの50超えとMACDの改善継続が確認できるかが、ADAが弱気基調から持ち直しに向かうかを見極めるポイントになる。

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