サムスン電子の次期折りたたみスマートフォンとスマートウォッチの公式レンダー画像が流出した。7月22日に予定される次回「Unpacked」を前に、「Galaxy Z Fold8」「Galaxy Z Flip8」「Galaxy Watch9」「Galaxy Watch Ultra2」の外観が明らかになりつつある。
Engadgetが8日(現地時間)に報じたところによると、これら4機種のレンダーはAndroid Headlines経由で公開された。正式発表前の段階ではあるものの、新製品の方向性をうかがわせる内容となっている。
今回の流出で最も注目を集めているのはGalaxy Z Fold8だ。サムスン電子がUnpackedの予告で示唆してきた「より幅広い折りたたみ端末」が、このモデルを指す可能性がある。レンダーでは、従来機より短く横幅を広げた形状が確認でき、カラーは4色展開になる見通しだ。
ディスプレイ構成については、外側に16:10比率の5.5型QHD+パネル、内側に4:3比率の7.6型パネルを採用するとみられている。16:10は同社タブレット製品群でも使われている画面比率だ。
重量面も焦点だ。Galaxy Z Fold8は約200g級の軽量化が取り沙汰されている。プロセッサにはSnapdragon 8 Elite(第5世代)を搭載する可能性がある。さらに、上位モデルの「Galaxy Z Fold8 Ultra」も開発中とされ、こちらのレンダーはすでに先週流出していた。
Galaxy Z Flip8では、白、グレー、ピンクの3色が確認された。外観は前モデルに近く、カメラとフラッシュの配置も踏襲したようだ。前モデルのZ Flip7では旧世代のカメラシステムが弱点と指摘されていたため、今回は内部仕様の改善があるかどうかに関心が集まっている。市場では、デザイン変更よりも部品のアップグレードが中心になるとの見方が出ている。
チップセットは2系統になる可能性がある。Galaxy Z Flip8は、Exynos 2600搭載モデルとSnapdragon 8 Elite(第5世代)搭載モデルに分かれるとの観測が浮上している。一方、世界的なRAM不足の影響で、大幅なハードウェア刷新は見送られる可能性も指摘された。その代わり、再設計したヒンジや軽量シャシーを採用するとの見方もある。
スマートウォッチの新製品も外観が判明した。Galaxy Watch9は3色・2サイズで投入される可能性があり、デザインは前モデルのGalaxy Watch8に近いとみられている。仕様の詳細はまだ明らかになっていないが、価格は30〜60ドル引き上げられるとのうわさが出ている。
Galaxy Watch Ultra2は47mmの単一サイズで、2色展開になる見通しだ。こちらも具体的な仕様は不明だが、価格上昇の可能性が取り沙汰されている。折りたたみ端末、ウォッチともに、今回の流出だけで最終仕様を断定することはできないものの、製品戦略の大枠は見えてきたといえそうだ。
今回の新製品群については、デザインの大幅刷新よりも、フォームファクターの最適化や軽量化、内部仕様の補強に軸足を置いた構成になるとの見方が強い。Galaxy Z Fold8は画面比率の見直しで使い勝手の差別化を図り、Galaxy Z Flip8は現行設計を維持しつつ主要部品の改善を進める可能性がある。Watch9とWatch Ultra2は外観変更を抑える一方、価格改定が焦点となりそうだ。
もっとも、これらはあくまでリーク情報に基づく内容だ。Android Headlinesは有力なリーク情報源として知られるが、現時点で仕様が確定したわけではない。サムスン電子は7月22日に次回Unpackedを開催する予定で、実際の仕様、価格、ラインアップは当日の正式発表で明らかになる見通しだ。