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XRPL(XRP Ledger)の週間新規ウォレット数が大きく伸び、約3カ月ぶりの高水準となった。個人ユーザーの流入に加え、現実資産(RWA)の拡大や米国のXRP現物ETFへの資金流入も続いており、XRPエコシステムの裾野が広がっている可能性がある。

ブロックチェーンメディアのDecryptが8日(現地時間)に報じたところによると、オンチェーンデータ企業Evernodeは、6月29日までの1週間にXRPL上で新たに作成されたウォレットが約2万6000件だったと明らかにした。前週の約1万8400件から約40%増え、直近3カ月で最大という。

6月に入ってからの推移を見ると、新規ウォレット数は月初の約1万8100件から一時1万6900件まで落ち込んだものの、その後は1万8400件、2万4400件と持ち直し、月末には2万6000件まで増加した。

Evernodeは、今回の増加を一時的な動きではなく、ネットワーク参加の拡大を示すシグナルだと位置付けた。「オンチェーンでの採用動向はごまかせない」としたうえで、「現在のXRPは蓄積局面にあるか、より大きな成長段階に入りつつある可能性がある」との見方を示した。

新規ユーザーの増加に伴い、XRPのアカウント総数も増えている。XRPLの総アカウント数は約798万件。XRPリッチリストのデータでも、この1年でウォレット総数が約660万件から800万件近くまで増えたことが確認された。

機関投資家による活用も広がっている。Evernodeによると、XRPL上で運用されるRWAの規模は約40億ドルに達し、関連商品数は500件を超えた。トークン化資産の規模は、現在のXRP現物ETF市場規模のおよそ4倍に相当するとの分析も示した。

金融分野での事例としては、JPモルガン、Ondo Finance、Mastercardが参加した米国債の償還取引が、今年初めにXRPL上で約4秒で処理されたと紹介した。XRPLが機関間決済や資産決済インフラとして活用範囲を広げつつある例だとしている。

ETF市場でも資金流入は続く。Evernodeによると、米国のXRP現物ETFは8週連続で純流入となり、6月最終週だけで約2300万ドルが流入した。上場後の累計純流入額は約14億7000万ドルに達した。

Evernodeは、新規ウォレットの増加、トークン化資産の拡大、機関資金の流入が同時に進んでいる点を重視している。「トークン化資産、機関資金、新規ウォレットが同じ方向を向いて動いている。これはネットワーク採用の初期拡大局面で典型的に見られる動きだ」と説明した。

市場では、XRPの需要基盤が個人投資家中心から、機関による活用や金融商品への投資へと多様化しつつある点に注目が集まっている。新規ウォレットの増勢、機関利用の拡大、ETFへの資金流入がそろって続くかどうかが、XRPLが一時的な持ち直しにとどまらず、本格的な成長局面に入るかを見極める材料になりそうだ。

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