Fidelityの資産別リターン比較では、2026年上期にBitcoin、金、長期債が下位に並んだ。写真=Reve AI

Fidelityが公表した資産別リターンの周期表で、2026年上期はBitcoin、金、長期債が下位に並んだ。新興国株、小型株、日本株が上位を占め、資産クラスごとの明暗が鮮明となった。

ブロックチェーンメディアのU.Todayが7月8日(現地時間)に報じたところによると、Fidelity Investmentsでグローバルマクロ・ディレクターを務めるジュリアン・ティマー氏は、同社の最新版「投資リターンの周期表」を公表した。これによれば、Bitcoinは金や長期債と並んで下位グループに入った。

今回の一覧では、新興国株、小型株、日本株が上位に並んだ。一方で、Bitcoin、金、長期債は下位に沈んだ。一部の世界株式市場が高い収益率を示す半面、伝統的な安全資産や代替資産は軟調だった構図がうかがえる。

図表は2026年6月までの月次推移をもとに、各資産の順位を整理したもの。6月時点では、Bitcoinを示すオレンジ色の「B」タイルが下位に配置された。ティマー氏は、この構成から2026年上期に市場の構図が大きく変化したことが読み取れるとしている。

下位に並んだのはBitcoinだけではない。長期債を示す黄緑色の「LT」タイルと現物の金も、6月時点で低いゾーンに位置した。値動きの性格が異なる資産がそろって最下位圏に集まった点が、今回の特徴といえる。

とりわけ、リスク資産としての性格が強いBitcoinと、価値保存手段とみなされる金が同じ不振ゾーンに入った点は異例だ。Fidelityはリターンのマトリクス上でBitcoinを「最下位圏」と位置付け、金と長期債もこれに近い位置に置いた。性格の異なる3資産が同時に弱いパフォーマンスを示した格好だ。

一方、上期の勝ち組となった新興国株、小型株、日本株は、リスク選好が特定の株式市場に集まったことを示した。Bitcoin、金、長期債との対比が、市場の選別色をより鮮明にしている。

今回の資料は価格見通しを示すものではなく、上期における資産別の相対パフォーマンスを比較したものだ。下期にBitcoinが株式市場とは異なる値動きを続けるのか、それとも金や長期債とともに見られた同時不振の構図から抜け出すのかが焦点となる。

ティマー氏はXへの投稿で、「6月までの順位では、上位はEM、小型株、日本。下位はBitcoin、金、長期債」と説明した。

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