写真=LG Display

LG Displayは7月9日、高リフレッシュレートのディスプレイほどFPSゲームのプレー性能が向上するとの検証結果を、国際学会で発表したと明らかにした。論文タイトルは「リフレッシュレートがFPSゲームのプレー性能に及ぼす影響の分析」だ。

実験は、成人の一般ゲーマー31人を対象にブラインドテスト形式で実施した。参加者は60Hz、240Hz、360Hz、480Hzの4段階の条件で、FPSゲームをランダムな順序で体験した。

評価は定量指標と定性指標に分けて行った。定量指標には、命中数を示すヒットスコアと、ターゲットの出現から排除までに要する時間であるイベント・インターバル・タイムを用いた。

定性指標では、画面遷移の滑らかさ、移動する標的の追跡しやすさ、総合的な好みを5段階で調査した。その結果、ヒットスコアは60Hzと比べて480Hzで38%向上した。240Hzと比較しても、480Hzは10%高い結果となった。

LG Displayは、今回の結果について、リフレッシュレートの上昇に伴ってゲーム中のプレー性能が一貫して改善する傾向を示したものだとしている。主観評価でも満足度は上昇し、リフレッシュレートが高いほど画面が滑らかで、動く標的を追いやすいとの回答が多く、総合評価も高まったという。

同社は、こうした差がOLEDの特性に起因すると説明する。リフレッシュレートが高くなることで、入力遅延と高速移動時の残像がともに低減されるためだとしている。

今回の実験でも、入力遅延は60Hzと比べて480Hz環境で10ミリ秒以上短縮した。これにより、素早く動く敵の位置をより正確に把握できたとしている。

LG Displayは、今回の検証結果を踏まえ、高リフレッシュレート性能を強化したゲーミングOLEDを継続的に投入し、ゲーミングモニター市場をリードしていく方針を示した。

チェ・ヨンソク最高技術責任者(CTO)は、「世界最高リフレッシュレートを実現した27インチ720Hz DFR OLEDなど、圧倒的な性能を持つ製品の商用化経験を基に、技術主導企業として次世代ディスプレイの中核技術を先取りし、ゲーミングディスプレイ分野での技術競争力をさらに強化していく」とコメントした。

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