写真=Initech

Initechは7月8日、「第15回 情報保護の日」記念式典のAI特別館で、韓国道路公社と進めてきたネットワークセキュリティフレームワーク「N2SF(Network Security Framework)」と、ゼロトラスト関連の取り組み成果を公開した。

会場では、N2SFとゼロトラスト移行に対応するセキュリティプラットフォームとして、「INI-ICAM」と「INI-ZEROTRUST」を紹介した。韓国道路公社が参加したN2SF実証の成果をもとに、大規模ネットワーク環境で求められるIDベースのアクセス制御や脅威対応の枠組みを示した。

同社は今回の取り組みについて、韓国の交通・物流インフラを担う韓国道路公社の実環境をベースに検証を進めた点に意義があると説明した。複雑かつ広範な公共インフラ環境でも、利用者のIDや権限、接続コンテキスト、脅威情報を総合的に評価してアクセスを制御するゼロトラストモデルの適用可能性を確認したとしている。

Initechが披露したINI-ICAMは、IDおよびアクセス管理(ICAM)を中核に据えたセキュリティプラットフォームだ。認証、権限管理、ポリシー制御、脅威対応の各機能を統合している。具体的には、脅威イベントを集約するダッシュボード、脅威評価ルールに基づくスコアの定量化、ユーザー権限や接続コンテキスト、脅威スコアを反映した適応型認証、ポリシーベースのアクセス制御に向けたOPAエンジンとPolicy-as-Code設定、高リスク検知時に自動で対処するワークフローなどを備える。

同社は今後、INI-ICAMとINI-ZEROTRUSTを基盤に、ゼロトラストおよびN2SF関連事業を拡大する方針だ。大規模ネットワーク環境に対応するセキュリティプラットフォームとして、競争力の強化も進める。

Initech関係者は「7月8日の情報保護の日に、韓国道路公社と連携して進めたN2SFとゼロトラストの成果を共有できたことは意義が大きい」とコメントした。そのうえで、国家ネットワークセキュリティ体系への移行とゼロトラスト導入の拡大にあわせ、公共機関や企業が安心してデジタル変革を進められるセキュリティ基盤を提供していく考えを示した。

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