Shiba Inu(SHIB)が2021年5月の急騰前の水準まで下げ、安値圏での攻防が続いている。目先は0.00000404ドル近辺で下値を支えられるかが焦点で、反発に向けては0.00000676ドルの回復が最初の関門となる。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが6月27日付で報じたところによると、Shiba Inuは直近で0.00000404ドルまで下落し、5年安値を付けた。その後はいったん持ち直したものの、明確なトレンド反転はなお確認されていない。
Shiba Inuは年初来で38%超下落した。前年に67%下落した流れを引き継ぎ、軟調な値動きが続いている。ミームコイン特有の高いボラティリティも重なり、暗号資産市場全体と比べても下げが目立つ展開となっている。
足元の値動きは一段と弱い。6月中旬には暗号資産市場の反発に合わせて0.00000520ドルまで戻したが、この水準で上値を抑えられ、再び下落に転じた。
6月16日から25日までの10営業日では、9営業日で下落し、22日のみ横ばいだった。この期間の安値は25日に付けた0.00000404ドルで、10日間の下落率は20%に達した。
市場では、さらに下押しした場合の下値メドに関心が集まっている。チャート上で最初の主要サポートとされるのは、フィボナッチ1.272のエクステンションに当たる0.00000241ドルだ。現在の水準からは最大43%の下落余地があり、市場では最初の注目価格帯とみられている。
この水準を割り込んだ場合、次の下値支持として意識されるのが0.00000155ドルで、フィボナッチ1.414のエクステンションと重なる。Shiba Inuがこの水準まで下げた場合、年初来の下落率は77%まで拡大する計算になる。
一方、0.00000155ドルは2021年4月に最後に確認された参入ゾーンでもあり、買いが入りやすい水準としても注目されている。強気派による押し目買いが入る可能性も指摘されている。
下落基調を断ち切るには、まず上値抵抗線を上抜ける必要がある。Shiba Inuは2025年5月以降、安値を切り下げる流れから抜け出せていない。
当面の焦点は0.00000676ドルを再び上回れるかどうかだ。この価格帯は2025年10月から2026年1月にかけてサポートとして機能したが、その後はレジスタンスに転じた。
さらに上の節目としては0.00001027ドルも重要視される。この水準は2023年6月から10月、さらに2025年4月から10月にかけて下値支持として機能していた価格帯だ。
Shiba Inuがこれら2つのレジスタンスをともに上抜け、サポートに転換できれば、トレンド反転の可能性が見えてくる。その場合の次の目標ゾーンとしては0.00001980ドルが挙げられる。
もっとも、短期反発の余地とは別に、暗号資産市場全体では依然として明確な回復シグナルが出ていない。このため、相場全体に売り圧力が強まれば、Shiba Inuが再び安値圏を試す展開も想定される。
当面は、0.00000404ドル近辺で下値を維持できるか、そして0.00000676ドルを回復できるかが、短期的な方向感を左右することになりそうだ。