XRPのイメージ写真=Shutterstock

XRPが年初来安値圏まで下落し、1ドルを維持できるかが焦点となっている。一方で、取引所残高の減少やBinanceからの純流出、大口保有者の買い越し、現物XRP ETFへの資金流入が続いており、需給面では価格と逆行するシグナルも出ている。Cointelegraphが25日に報じた。

XRPは足元で1ドルをわずかに上回る水準で推移している。25日には1.01ドルまで下落し、2026年の安値を更新した。2024年11月以来となる1ドル割れも意識されており、年初来の下落率は43%に達している。テクニカル面でも、上位時間軸の市場構造はなお弱気とみられている。

こうした価格の弱さとは対照的に、取引所内のXRP残高は減少している。暗号資産アナリストのアムル・タハは、BinanceのXRP準備金が3月以降で最低水準まで低下したと指摘した。直近1カ月では約1億XRPがBinanceから流出し、保有量は5月12日の27億8000万XRPから6月25日には26億8000万XRPへ減少した。主要取引所の中で最大の純流出となった。

Binance内のフローにも変化が出ている。17日以降は7日連続で出金件数が入金件数を上回った。大口保有者の動きも同様で、90日移動平均ベースでは、今四半期を通じて1日平均514万3000XRPの純流入が続いた。

機関投資家マネーも流入している。現物XRP ETFの24日の純流入は200万ドルで、6月の月間累計は3100万ドルに拡大した。4月以降の累計流入額は2億4300万ドルに達している。価格が弱含む局面でも資金流出に転じていない点は注目される。

もっとも、チャート上では反発確認には至っていない。次の重要な下値メドとしては1ドルから0.63ドルのゾーンが挙げられている。これは2024年末の急騰局面で埋め切れていない価格ギャップに当たり、下落が続いた場合に買いが入りやすい領域とされる。

長期目線では強気の見方もある。Black Swan Capitalistの創業者バーサン・アルジャーラは、XRPが数年にわたって大きな集積局面を形成してきたほか、週足と月足で安値を切り上げる流れを維持してきたと指摘した。長期の持ち合いはレンジ上放れの局面でより大きな上昇につながりやすいとして、10ドルを目標に挙げた。

足元のXRP相場は、価格面では1ドルの攻防が続く一方、オンチェーン指標と資金フローには需給改善を示す動きが見られる。短期的には1ドルのサポート維持に加え、取引所残高の減少、ETFへの資金流入、大口保有者の買い越しが続くかどうかが焦点となりそうだ。

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