XRP(写真=Shutterstock)

XRPの今回の下落サイクルについて、エリオット波動上でどのフラット型を形成しているかによって、底値の目安が変わる可能性があるとの見方が出ている。拡大型フラットなら0.46ドル、ランニング型フラットなら0.50〜0.80ドルが下値の候補になるという。

The Crypto Basicによると、25日時点では通常型フラットよりも拡大型フラットとなる可能性が高い。一方で、ランニング型フラットもなお有効なシナリオとして残っている。

XRPは2025年7月に3.66ドルの史上最高値を付けた後、売り圧力が続いてきた。足元では1.08ドル前後で推移しており、高値からは約70%下落している。

下落局面は11カ月に及び、この10カ月では8カ月で月間ベースの下落を記録した。2026年6月もすでに約18%下げている。

分析の焦点となっているのは、今回の調整がエリオット波動のA-B-C構造に沿ったフラットに当たるかどうかだ。長期の値動きでは、A波は2018年1月の高値(3.31ドル)を付けた後に始まり、2020年3月に0.11ドルまで約97%下落して底を付けた。

その後のB波では下落分を取り戻し、2025年7月には3.66ドルの新高値を付けた。このため、市場では進行中のC波がどの水準で止まるかが、次の底値を見極めるうえで重要だとみられている。

通常型フラットのシナリオは、もっとも可能性が低いとされた。通常型では一般に、B波がA波の起点近くまで戻した後、C波がA波の安値近辺で終了する。しかしXRPはB波で3.31ドルを上回り、3.66ドルまで上昇している。

このシナリオに当てはめれば下値は過去の底である0.11ドル近辺となるが、現在の値動きとは整合しにくいという。

現時点でもっとも当てはまりやすいとみられているのが、拡大型フラットだ。拡大型ではB波がA波の起点を上回り、C波がA波の安値を下抜けて新たな安値を付ける。XRPはすでにB波の段階でこの条件を満たしている。

ただ、標準的な1.618のフィボナッチ拡張を当てはめると、下値目標が実質的に0ドルを下回ってしまい、現実的ではない。そこで代替案として1.0のフィボナッチ投影を用いると、想定される下限は0.46ドルになるという。

一方、ランニング型フラットの可能性も否定されていない。この構造ではB波がA波の起点を上回る一方、C波はA波の安値を割り込まず、その上で底打ちして再び上昇トレンドに戻る。

この場合、XRPの調整安値は0.50〜0.80ドルのレンジに収まる可能性がある。なかでも0.80ドルは、一部アナリストがこれまで示してきた底値見通しとも重なる水準だ。

もっとも、足元の相場環境はランニング型フラットに有利とは言いにくい。ほぼ1年にわたって月間ベースの下落が続き、下げ幅も大きいことから、弱気モメンタムの強さが意識されているためだ。

それでも、XRPが0.11ドルを上回っている限り、このシナリオはなお有効とされる。逆に0.11ドルを明確に割り込めば、ランニング型フラットの可能性は消える。

上方向では、3.66ドルの史上最高値を突破し、その後も上昇が続くような急反発があれば、このフラット調整シナリオ自体が崩れる。その場合、足元の下落は別の、より大きな市場構造の一部として捉え直す必要があるという。

短期的な注目水準は0.80ドル、0.50ドル、0.46ドル、そして0.11ドルだ。3.66ドルの高値以降に続くC波の下落がどこで止まるかによって、今回の下落サイクルの底値判断も変わりそうだ。

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