Bitcoin(写真=Shutterstock)

Bitcoinが6万ドルを割り込み、追加下落への警戒感が強まっている。チャート分析では4時間足と日足の双方で弱気パターンが確認され、オンチェーン指標でも5万4000ドル前後が下値メドとして意識されている。

Cointelegraphによると、Bitcoinは25日、一時5万8000ドル台まで下落し、6月の上昇分をほぼ打ち消した。テクニカル分析では、次の下値メドとして5万4000ドル前後が示されている。

これまで主要な心理的節目とされてきた6万ドルを下回ったことで、市場心理は一段と悪化した。大型テック株安を背景にリスク資産全般に売りが広がるなか、暗号資産市場でも下押し圧力が強まっている。

4時間足では、ラウンドトップを形成したとみられている。これは買いの勢いが徐々に弱まり、上昇基調が下落トレンドへ転じる局面で現れやすいパターンだ。支持線として機能していたネックラインを下抜けたことで、下値メドは5万4000ドルをやや下回る水準に切り下がった。足元の水準からは、約6.9%の下落余地がある計算になる。

日足でも弱気フラッグの下放れが確認された。このパターンでも、下値メドは5万4000ドル近辺となる。異なる2つのチャートパターンが同じ価格帯を示しており、下落シナリオの確度を高めている。

オンチェーン指標も同様の水準を示している。GlassnodeのMVRV価格バンドは、時価総額と実現時価総額を比較し、市場参加者が平均的に含み益圏にあるのか、含み損圏にあるのかをみる指標だ。24日時点でBitcoinは6万997ドル近辺で推移し、MVRV1.0のバンドは5万3390ドル付近に位置していた。この水準は、チャート分析で示された5万4000ドル前後の下値メドとほぼ重なる。相場では、下落局面における重要な下値支持線として意識されている。

一方、売り圧力がさらに強まる可能性もある。MVRV0.8のバンドは4万2700ドル付近に位置する。この水準は、過去の大きな弱気相場で底値圏となった価格帯とされ、含み損の拡大に伴って投げ売りが出やすい局面とも重なる。Bitcoinの下落が長引く場合、市場が次に注視する水準になりそうだ。

当面の焦点は、5万4000ドル台で下げ止まれるかどうかだ。この水準を維持できなければ、市場の視線は5万ドル割れや4万2700ドル付近へ一段と移る可能性がある。逆に、下値メドとして示された水準で反発が確認されれば、今回の下落は6万ドル割れに伴うテクニカル主導の売られ過ぎ局面としていったん整理される余地もある。

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