写真=聯合ニュース。22日、ソウル市中区のWoori Bank本店で、「青年前途積立」の案内が店内モニターに表示されている。

政策型積立商品「青年前途積立」の受け付け開始を受け、銀行各社が若年顧客の獲得に力を入れている。基本金利や政府拠出金、利子所得の非課税といった商品設計に大差がないため、各行は優遇金利の適用条件や販促イベント、グループ会社との連携特典を打ち出し、差別化を急いでいる。

金融業界によると、銀行各社は22日から「青年前途積立」の加入申請の受け付けを開始した。対象は満19~34歳で、3年満期の自由積立型商品。毎月の積立上限は50万ウォンで、所得要件を満たせば政府拠出金と利子所得の非課税措置を受けられる。

銀行がこの商品に注目するのは、預金残高の積み上げ以上に、若年層との長期的な取引基盤の確保につながるためだ。「青年前途積立」は全金融機関を通じて1人1口座に限られる政策型商品で、加入先の銀行が将来的に給与振込やカード、投資、通信、保険などの取引へつなげられる可能性がある。このため各行は、発売初期の顧客確保を重視している。

KB国民銀行は、大規模な景品キャンペーンで初期需要の取り込みを狙う。「青年前途積立」加入後、KB国民銀行の入出金口座からの自動振替を登録した顧客を対象に、現金1000万ウォンのほか、家電パッケージ、ホームオフィスパッケージ、ホテル宿泊券、ゴールドバーなど、総額1億4000万ウォン相当の景品を提供する。

既存の預金や積立預金を保有していない顧客には、抽選で貯蓄応援金のキャッシュバックも実施し、新規顧客の流入拡大を図る。

Shinhan Bankは、投資取引実績など既存の金融取引を優遇金利の条件に組み込んだ。Shinhan Investment Corp.での取引実績3カ月以上、Shinhan Cardの利用18カ月以上などを適用条件としている。

また、「青年跳躍口座」の保有者が「青年前途積立」に連携して加入した場合、年1.0ポイントの特別優遇金利を適用する。適格審査参加イベントと新規加入感謝イベントも実施し、抽選で3812人にiPhoneやiPadなどを提供する。

Hana Bankは、最終対象者のうち先着1万人にコーヒークーポンを配布する。加入者向けには、Baedal MinjokやOlive Youngなど、若年層の利用が多いブランドのモバイルクーポンを提供するイベントも実施する。

「青年跳躍口座」から「青年前途積立」に移る顧客には、預金・積立預金向けの金利優遇クーポン2種類を追加で提供する。

Woori Bankは、Woori Financial Groupの系列各社と連携した特典を前面に出す。加入者にはNaver PayポイントまたはSamsung Wallet Moneyポイントを付与する。

Woori Card、Woori Investment、Woori Savings Bank、Tongyang Life Insurance、ABL Life Insuranceも、カードのキャッシュバック、ETF関連特典、高金利の積立預金、若者向けミニ保険などを組み合わせ、グループ内での囲い込みを強化する。「青年跳躍口座」との連携加入時には年0.5ポイントの金利クーポンも支給する。

NH NongHyup Bankは、マイデータや追加の預金加入を通じて、若年顧客との取引拡大を図る。優遇金利の条件には、給与振込やNH NongHyup Cardの利用に加え、NHマイデータへの資産連携も盛り込んだ。

発売イベントも、新規加入者、「青年跳躍口座」からの移行顧客、追加で預金に加入した顧客などに分けて実施し、追加取引を促す。

Sh Suhyup Bankは、手数料優遇で差別化を図る。加入者に対し、加入期間中の他行宛て振込手数料とATM出金手数料を、銀行や回数の制限なく全額免除する。

最高金利は年7.0%で主要行に比べて見劣りするものの、付帯する手数料特典を通じて実利用層の取り込みを狙う。

KakaoBankは、インターネット専業銀行で唯一「青年前途積立」を取り扱う。システムの安定運用を踏まえ、加入申請の受け付けは最大20万口座に限定する。

キャンペーンでは、抽選で申請顧客にコーヒー引換券を1000人、Baemin商品券3万ウォン分を100人に提供する。

銀行業界では、「青年前途積立」が若年顧客を取り込む新たな契機になるとみている。最高金利の差が大きくないだけに、実際の競争力は優遇金利の達成難度、既存取引との連携のしやすさ、モバイルでの加入利便性、付帯特典の内容で決まる可能性が高いという。

若年層向けの政策型商品が、将来の主力顧客を巡る銀行間競争へと広がっている格好だ。

さらに最近、イ・ジェミョン大統領は、申請者が予算枠を上回っても、資格要件を満たす若者を追加予算編成などを通じて排除しないよう指示した。要件を満たす若年層を最大限受け入れる政府方針が示されたことで、申請需要は一段と拡大する見通しだ。

銀行関係者は「若年顧客は足元の収益性以上に、長期的な取引基盤という点で重要な顧客層だ」とした上で、「『青年前途積立』のように全金融圏で1人1口座しか加入できない政策型商品は、将来のメインバンク顧客を先取りするきっかけになるため、各行が優遇金利やイベント、系列特典を前面に出して顧客獲得に動いている」と話した。

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