画像=XRP

XRPは1.1ドル近辺で軟調な値動きが続いている。主要な移動平均線を下回る推移が続く中、チャート上では0.42〜0.72ドルが長期の買いゾーンとして改めて注目を集めている。

ブロックチェーンメディアのDecryptが24日付で伝えたところによると、XRPは主要EMAの下で推移しており、戻り局面でも上値の重さが目立つ。市場では短期的な反発よりも、追加調整を警戒する見方が優勢となっている。

XRPは2025年7月に付けた3.66ドルの高値をピークに下落基調が続いている。足元では1.1ドル近辺のサポート水準を維持しているものの、日足では200日、100日、50日、5日の各指数平滑移動平均線(EMA)をいずれも下回っており、弱い地合いを示すシグナルが続いている。

チャート分析で特に注目されているのが0.42〜0.72ドルのレンジだ。この価格帯は、過去の市場サイクルでも繰り返し重要な節目として機能してきた。

XRPは2023年3月にこのレンジに入った後、およそ20カ月間にわたって同水準で推移し、2024年11月に上放れした。その後は約19カ月にわたりこの支持帯を上回って推移し、過去最高値を更新したが、現在は再び調整局面にある。

分析では、このレンジを長期の買い集積帯と位置付けている。足元の価格が1.08ドルであることを踏まえると、0.72〜0.42ドルまで下落した場合、追加の下落率は約33〜61%となる計算だ。

同分析は、この水準ではリスク・リワードが相対的に改善する可能性があると指摘した。既存保有者にとっては分割買いの目安となり、新規投資家にとってはエントリー水準になり得るとの見方を示している。

テクニカル指標も現時点では弱気寄りだ。主要EMAはそろって下向きを維持しており、トレンドが転換しない限り、さらに低い水準を試す可能性があるとの解釈が出ている。

相対力指数(RSI)についても、上昇モメンタムの弱さが続いており、売られ過ぎ圏入りが意識されているという。

一方で、過去のXRPの上昇局面では、急落後に主要なサポート水準を再確認した後、上昇に転じた例もあった。分析では、同様のパターンが繰り返される場合、次の上昇局面に先立って、長期の買い集積が魅力を持つ価格帯まで下落する可能性があると指摘している。

反発のシグナルが確認されるまでは、短期的なトレンド転換よりも、下方向の値固めや水準確認に市場の関心が向かいやすい状況といえそうだ。

市場参加者の慎重姿勢は、オンチェーンとデリバティブの動向にも表れている。トレーダーは積極的にリスクを積み増すというより、当面は様子見姿勢を維持しているという。

直近24時間の出来高は11%減少した。先物資金フローでは3230万ドルの純流出が観測され、未決済建玉(OI)も1日で1.15%減の25億4000万ドルとなった。

こうした動きは、価格の弱さと投資家心理の冷え込みが同時に続いていることを示している。今後のXRP相場では、1.1ドル近辺のサポートを維持できるかに加え、下落が続いた場合に0.72〜0.42ドルの長期買いゾーンを再び試すかどうかが焦点となりそうだ。

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