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中国のサイバーセキュリティ企業360 Security Technologyが、Anthropicの「Mythos」に対抗するAIセキュリティツールを投入した。ロイター通信が24日、報じた。

同社の創業者であるジョウ・ホンイー(Zhou Hongyi)氏は、北京で開かれたサイバーセキュリティ会議「ISC.AI 2026」で、「Yitian Tulong」ブランドの2製品を発表した。

製品名の「Yitian Tulong」は、中国の武侠小説に登場する「倚天剣」と「屠竜刀」に由来する。ソフトウェアの脆弱性を自動検出する「Tulongfeng」は、Anthropicの「Mythos」に相当する製品として位置付けた。一方の「Yitianzhen」は、サイバー防御と侵害対応の自動化を担う。

ジョウ氏は会場で、「サイバー攻撃と防御の力関係を変え得る強力な武器を、相手側だけが持つべきではない」と述べた。米企業が「Mythos」のようなモデルでソフトウェアや中核システムをスキャンできる一方、中国が同等の能力を持てなければ、「一方向の透明性(one-way transparency)」のリスクに直面すると警鐘を鳴らした。

360 Security Technologyによると、「Tulongfeng」はソフトウェア脆弱性を3432件発見し、このうち105件は中国当局が確認したという。ロイターは、この数値を独自には確認していないとしている。

ジョウ氏は、中国のAIモデルは基礎能力の面で米国に20〜30%後れを取っていると認めた上で、「完全に追いつくまで待っている余裕はない」と語った。360 Security Technologyは、米国のように最先端モデルや計算資源に依存するのではなく、モデルにセキュリティの専門知識、脆弱性データベース、自動化ツールを組み合わせるエージェント方式を採用したと説明している。

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