画像はチャールズ・ホスキンソン氏のイメージ(画像=Reve AI)

Cardano創業者のチャールズ・ホスキンソン氏は24日、コミュニティに再結集を呼び掛けるとともに、暗号資産ADAが将来的に史上最高値圏を再び試す可能性があるとの見方を示した。これに合わせるように、Input Output Global(IOG)も拡張性強化に向けた公開テストネットを始動している。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicによると、ホスキンソン氏は最近のライブ配信でCardanoの将来像に言及し、ネットワークが再び成長軌道に乗るには、立ち上げ初期のような推進力を取り戻す必要があると語った。

同氏は、Cardanoには長期成長を支える技術基盤や研究基盤、人材がすでにそろっていると説明した。一方で、足元ではエコシステム全体が以前ほどの自信や勢いを失っているとし、かつての活力を取り戻せれば再成長は可能だとの認識を示した。

こうした発言を受け、市場ではADAが2021年9月に付けた史上最高値3.10ドルを再び試す可能性にも関心が集まっている。

ホスキンソン氏は、課題は単なる技術力の有無ではなく、エコシステム全体の機運とリーダーシップにあると指摘した。コミュニティが再び一体となるには明確な目標が必要だとしたうえで、ブロックチェーン業界の主導権争いで後れを取らないためにも、共通のビジョンの下で支持基盤を立て直すべきだと訴えた。

同氏はCardanoに対する個人的な思いも口にした。長年にわたり開発に携わってきたとして、「Cardanoが終わるのは見たくない」と述べる一方、将来が自分一人に依存するべきではないとの考えも示した。

そのうえで、より良い方向性を示せると考えるコミュニティ内の批判者や次世代の担い手がいるのであれば、自らビジョンを示し、支持を得るべきだと呼び掛けた。

こうした発言の背景には、Cardanoエコシステム全体で投資家心理が冷え込んでいる現状がある。ADAは2021年9月に3.10ドルまで上昇した後、0.1509ドルまで下落した。下落率は95.12%となる。

価格低迷の背景としては、マクロ経済環境の圧力に加え、暗号資産市場全体の弱さや、エコシステム内部の課題が重なったことが挙げられている。

内部の混乱も続いた。対立の表面化やプロジェクト終了、ガバナンスを巡る論争が相次ぎ、こうした緊張は最終的に「Cardano Summit 2026」の中止につながった。主要な参加主体の一部がエコシステムを離れたことも重荷となった。

もっとも、ホスキンソン氏はCardanoの将来性には強い自信を示している。Cardanoはすでに終わったとの見方を繰り返し否定してきたほか、コミュニティの強い支持があれば、最終的にビットコインを上回り得る可能性もあると主張した。

技術面では、IOGがCardano再浮上に向けた施策を打ち出した。IOGはCardano Foundation、Intersect、Blink Labsと共同で、拡張性アップグレード「Ouroboros Leios」の実装加速に向けた公開テストネット「Musashi Dojo」を開始した。

このテストネットは、次世代の性能改善を検証する段階に位置付けられる。目標として、スループットの向上、分散性の確保、セキュリティ維持を掲げている。

エンジニアは実環境に近い条件で性能や安定性、コンセンサスの挙動を検証する予定だ。テストが計画通り進めば、開発チームは2026年末のメインネット・ハードフォークを目標にアップグレードを進めるとしている。

Cardanoの今後は、コミュニティの結束回復と技術アップグレードが並行して成果を上げられるかどうかにかかっている。ホスキンソン氏の訴えが市場の信頼回復につながるかが焦点となる。

キーワード

#Cardano #ADA #チャールズ・ホスキンソン #IOG #Ouroboros Leios #テストネット #ハードフォーク
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.