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分散型取引所Hyperliquidで、約3000万ドル規模のXRPロングを積み上げた大口投資家のポジションが清算水準に近づき、市場の関心を集めている。

ブロックチェーンメディアU.Todayが23日付で報じたところによると、オンチェーン分析プラットフォームOnchain Lensは、特定アドレスが20倍のレバレッジをかけて大規模なXRPロングを保有していると明らかにした。保有量は2790万XRPで、ポジション総額は約3090万ドルに上る。

焦点となっているのは、清算価格が足元の相場水準に比較的近い点だ。清算価格は0.92ドルに設定されており、当時のXRP価格は約1.10ドルまで下落。含み損は約67万2000ドルを超えた。

この投資家はXRPに加え、809.9BTCのビットコインロングも保有している。こちらも20倍レバレッジで、ポジション価値は約5060万ドルと推計される。

XRPとビットコインを合わせた週間損失は約340万ドルを超え、口座の自由証拠金もほぼ尽きたとみられている。追加証拠金の差し入れがなければ、ポジション維持は難しいとの見方が強い。相場が先に清算水準へ到達すれば、差し入れた担保を失う可能性がある。

一方、市場では今回の取引を単なる高リスク投機ではなく、過去データに基づく戦略とみる向きもある。

CryptoRankのデータによると、XRPは過去の傾向として6月に弱含みやすい一方、7月には相対的に高いリターンを記録するケースが多い。今年6月の下落率は約17.3%。これに対し、過去13年間の7月平均リターンは10.2%、中央値は10.8%だった。昨年7月にも1カ月で35%上昇したという。

市場では、この投資家が6月末の変動をしのぎ、7月の反発を狙う戦略を取った可能性に注目が集まっている。仮に過去7月の中央値である10.8%上昇が再現されれば、XRP価格は1.10ドルから約1.22ドルまで上昇する計算となる。その場合の想定利益は約332万ドルで、現在の含み損約67万ドルを大きく上回る。

ただ、最大の不確定要素は時間だ。7月入り前にXRPが一段安となり、清算価格の0.92ドルへ先に到達すれば、過去の7月高のパターンを待たずに強制清算される可能性がある。

今回の取引は、7月反発を見込んだ高リスクのレバレッジ戦略と、証拠金不足による即時清算リスクがせめぎ合う構図となっている。今後数日のXRP相場が、このポジションの行方を左右しそうだ。

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