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Shiba Inu(SHIB)の取引所準備金が再び80兆枚台に乗せ、相場の先行きを占うオンチェーン指標として注目を集めている。取引所への流入が加速しており、市場では売り圧力への警戒が強まっている。

ブロックチェーンメディアのU.Todayが23日(現地時間)に報じたところによると、SHIBの取引所準備金は約80兆5000億枚まで増加した。数カ月ぶりの高水準となる。

注目点は、残高水準そのものよりも取引所への流入ペースにある。直近の観測期間には、9590億枚超のSHIBが取引所に流入した。一般に、個人ウォレットから取引所に移されたトークンは売却に向かいやすく、市場ではこうした動きが売り圧力の前兆と受け止められやすい。

足元の値動きも重しとなっている。SHIBは上昇ウェッジの崩れ以降、主要な移動平均線を下回って推移している。価格は0.0000045ドル前後で推移し、50日、100日、200日の各移動平均線はいずれも上値に位置しており、下落基調の継続を示唆している。

もっとも、取引所準備金の増加がそのまま急落につながるとは限らない。過去には準備金の積み上がり後に利益確定やリスク回避の売りが強まった局面があった一方、残高が増えても価格が大きく崩れず、市場参加者の拡大や流動性の改善と受け止められたケースもあった。

今回は、SHIBがすでに弱材料を相当程度織り込んでいる点がこれまでと異なる。SHIBは数カ月にわたる低迷を経て、すでに目先の安値圏で取引されている。U.Todayは、投機筋の多くがすでに手仕舞った可能性があるとしたうえで、80兆枚台への回復だけで新たな大規模売りが直ちに出るとは限らないと指摘した。

今後の焦点は取引所の動向だ。準備金の増加が続き、流入ペースもさらに加速すれば、市場は供給増加のシグナルと受け取る可能性がある。逆に準備金が安定し、価格が反発に転じれば、積み上がった流動性が相場に大きな衝撃を与えず吸収される余地もある。

SHIBは現在、テクニカル面とオンチェーンの両面で圧力を受けている。80兆枚規模の取引所準備金への回帰は需給構造の変化を示す材料だが、それだけで弱気シグナルと断定する段階ではない。積み上がった残高が実際の売りに向かうのか、それとも取引活性化にとどまるのかが、次の値動きを左右しそうだ。

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