写真=Reve AI

スイス・ツークに本社を置くステーブルコイン関連スタートアップのRangeは、シリーズAラウンドで830万ドルを調達した。銀行口座やカストディ、ウォレット、取引所を横断して管理できる企業向け統合基盤の拡充に充てる。

The Blockによると、同社の累計調達額は1100万ドルに達した。

今回のラウンドには、スイスのTX Ventures、米国のSixThirtyなどのフィンテックファンドのほか、Maven11 Capital、Onigiri Capitalといった暗号資産分野の投資会社が参加した。

Rangeは、ステーブルコインと法定通貨を併用する企業向けの統合プラットフォームを手掛ける。

主力製品は2つある。1つは、銀行口座、カストディアン、ウォレット、取引所を単一台帳で結ぶリアルタイム記録システム「Unify」。もう1つは、オンチェーン取引を事前に審査し、制裁対象や詐欺、コンプライアンス違反、社内規定違反の有無をチェックする統制レイヤー「Protect」だ。

顧客にはCircle、Solana Foundation、Stellar、Squads、Jupiterなどが名を連ねる。

Rangeのアンドレス・モンテオリバ最高経営責任者(CEO)は「ステーブルコインと法定通貨の融合が進んでいる。財務チームには、両者を安全に大規模運用できる単一のプラットフォームが必要だ」と述べた。

その上で、「課題はステーブルコインを動かすことではなく、どう統制するかにあった。残高をリアルタイムで把握し、取引実行前に審査し、双方の決済レールで監査に耐えうる状態を維持する必要がある」と説明した。

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