ビットコイン採掘事業の採算悪化が、2026年に入って一段と鮮明になっている。
The Blockが伝えたところによると、JP Morganは、ビットコイン価格が推定生産コストを5カ月連続で下回っており、採掘企業への収益圧迫が強まっているとするリポートをまとめた。
同リポートでは、ニコラオス・パニギルツォグル氏率いるJP Morganのアナリストチームが、今年に入ってビットコインのハッシュレートと採掘難易度の価格変動に対する反応が強まっていると分析した。
背景には、採算ぎりぎりで操業する採掘企業の増加がある。こうした企業では、価格動向に応じて採掘設備の稼働と停止を切り替える動きが以前より頻繁になっているという。
アナリストらは、ビットコイン価格が生産コストを下回ると、高コスト体質の採掘企業が稼働停止に追い込まれ、その結果としてハッシュレートが低下し、採掘難易度も下方修正されると説明した。
JP Morganが推定する現在のビットコインの生産コストは約7万8000ドル。これに対し、ビットコイン価格は足元で約6万2500ドルで推移している。CoinSharesの2026年1~3月期の採掘リポートでは、ビットコイン採掘企業の約20%が赤字と推定された。
JP Morganは、ビットコイン価格が生産コストを大きく下回る状況が続けば、採掘難易度の調整幅と調整頻度がさらに拡大する可能性があるとみている。一方で、足元の弱気センチメントについては、相場が強気へ転じるシグナルになり得るとも付け加えた。
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