Kakao Gamesは6月19日、第三者割当増資と株式取得の完了に伴い、筆頭株主がKakaoからLINEヤフー系の特別目的会社(SPC)に交代したと発表した。4年続く業績低迷を受けて外部資本を導入したもので、今回の取引により3000億ウォンの資金調達も完了した。
同社の開示によると、筆頭株主となったのはエルトリプルエー(LAAA)インベストメント有限会社で、保有比率は33.43%。同社はLINEヤフー傘下のLYが最大出資者であるペトリコ第6号私募投資合資会社を通じて設立された投資会社である。
LAAAインベストメントが取得したのは、Kakaoから買い受けた既存株1810万7732株と、第三者割当増資で引き受けた新株1745万8354株の計3556万6086株。特別関係者10人を含むLINEヤフー側の保有株数は合計4144万1235株となり、保有比率は38.95%に達した。
一方、これまで筆頭株主だったKakaoの保有株数は3373万株から1562万2268株に減少し、保有比率も37.93%から14.68%に低下し、第2位株主となった。増資後の発行済み株式総数は、8893万2902株から1億639万1256株に増えた。
今回の買収資金は、自己資金4100億ウォンと、韓国投資証券などから調達した借入金789億ウォンで賄った。借入期間は同日から2029年6月19日までで、取得株式を担保に供する。Kakaoから取得した既存株にはロックアップがかからない一方、増資で取得した新株には1年間の譲渡制限が付く。
Kakao Gamesが今回の取引で調達した資金は、第三者割当増資による2400億ウォンと、私募転換社債(CB)600億ウォンの計3000億ウォン。調達資金は、大型新作の知的財産(IP)確保とグローバル市場の拡大に充てる方針としている。
外部資本の受け入れの背景には、業績低迷がある。「オーディン:ヴァルハラ・ライジング」「ウマ娘 プリティーダービー」以降、大型ヒット作を生み出せず、売上高は2022年の1兆1477億ウォンから、2023年は7258億ウォン、2024年は6272億ウォン、2025年は4650億ウォンへと4年連続で減少した。確保した資金とLINEヤフーのグローバルネットワークを組み合わせ、日本、東南アジア、北米を中心に海外展開を本格化する考えだ。
Kakao Gamesは「今回の投資誘致により3000億ウォンの資金を確保し、財務基盤の安定化につなげた。グローバル事業の競争力強化と中長期の成長基盤の確保に向け、戦略投資を継続していく」とコメントした。
ガバナンス再編に続き、経営体制の見直しも進める。Kakao Gamesは22日午前9時、龍仁市のカカオ人工知能キャンパスで臨時株主総会を開き、キム・テファン元LINE Games副社長と、イ・シウKakao Games最高事業責任者(CBO)を社内取締役に選任する議案を付議する。両氏は株主総会後、取締役会を経て共同代表に就く予定だ。