イ・ヨンジュン総括代表 写真=ロッテケミカル

ロッテケミカルグループの系列会社Handuck Chemicalsは6月19日、京畿道平沢市の浦升(BIX)地区で、半導体・ディスプレイ向け現像液であるテトラメチルアンモニウム水酸化物(TMAH)の新工場建設に着手したと発表した。韓国内で唯一、半導体・ディスプレイ向け現像液TMAHを生産する同社は、蔚山に続く第2の生産拠点を確保し、供給体制の強化を進める。

同社は総額1300億ウォンを投じ、平沢・浦升地区の約3万2216平方メートルの敷地に半導体向け現像液の生産設備を整備する。TMAHは、半導体・ディスプレイ製造工程で微細回路パターンを形成する現像工程に使われる素材で、生産できるのは韓国、台湾、日本、米国に限られるという。

顧客の設備増強計画に合わせ、生産ラインは段階的に拡張する方針だ。

ロッテケミカルグループは、現像液事業で垂直統合体制を構築する。Lotte Fine Chemicalが基礎原料のTMACを生産し、Handuck Chemicalsがこれを原料に最終製品のTMAHを製造する。

Handuck Chemicalsは1995年、Lotte Fine Chemicalと日本のTokuyamaの合弁会社として設立された。現在はLotte ChemicalとTokuyamaがそれぞれ50%ずつ出資している。同社は国家戦略技術の事業化施設にも選ばれている。

今回の平沢工場着工により、同社は既存の蔚山拠点に加え、首都圏でも生産ラインを確保する。生産拠点の2拠点化によって、世界的な需給変動への対応力を高めるほか、物流効率や供給スピードの向上も見込む。

イ・ヨンジュン総括代表は「平沢工場の着工は、将来需要を見据えた戦略投資であり、ロッテグループの先端素材事業を強化する重要な足掛かりになる」とコメントした。その上で「蔚山に続いて平沢でも生産拠点を確保し、安定した供給体制を整えることで、国内半導体クラスターのサプライチェーン安定化につながることを期待している」と述べた。

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