ITCEN COREは6月17日、内部会計管理制度ソリューション「MicroICM」に、AIベースの自動評価機能を搭載したと発表した。証憑の確認や統制活動の評価を自動化し、評価品質の向上と監査対応の支援につなげる。
同社によると、上場企業や大企業では、内部会計管理制度の評価に当たり、大量の証憑資料を確認し、母集団データと証憑の整合性を検証したうえで文書化する必要がある。このため、評価業務に多くの時間と人員を要しているという。
今回の機能では、内部会計管理制度の評価で実施する母集団の検証から、証憑の確認・レビュー、統制活動の評価までをAIが自動で検証・分析し、評価意見を提示する。
OCR、生成AI、検索拡張生成(RAG)を組み合わせ、PDF、画像、Excelなど複数のファイル形式に対応する。購買、売上、資金、人事といった主要プロセスの伝票、契約書、取引明細書をAIが自動分析し、母集団データと照合する仕組みだ。企業ごとの評価基準や統制目的に応じたカスタム検証にも対応する。
ITCEN COREの関係者は「最近は、内部会計管理制度の評価において、効率性と信頼性の両立が企業にとって重要な課題になっている」と述べた。あわせて「AI自動評価機能により、評価担当者の負担を軽減するとともに、評価品質の向上と監査対応を支援する新たな評価環境を提供したい」とした。
同社は今後、内部会計管理制度ソリューションを基盤に、リスクモニタリングやコンプライアンス経営管理の領域にもAIサービスを順次拡大する方針だ。企業のデジタル監査やリスク管理体制の整備を支援していく。