XRP 写真=Shutterstock

XRPは1.09ドル近辺の支持帯から急反発し、0.90ドルまで下落するとの見方に揺らぎが出ている。一方で、上昇トレンドへの本格転換を見極めるには、1.30ドルの抵抗線突破に加え、1.65ドルの奪回が重要な節目になるとの見方も出ている。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが16日(現地時間)に伝えたところによると、市場アナリストのカシトレイズは、今回の反発を受けてXRPがすでに底を打ち、新たな上昇局面に入りつつある可能性があると指摘した。

焦点となっているのは1.09ドル帯の攻防だ。カシトレイズは、この水準がマクロ分析でみた0.786のフィボナッチ・リトレースメント水準に当たるとし、今回の反発は単なる自律反発にとどまらない可能性があるとみている。

XRPは今月初めに一時1.05ドルまで下落した後、1.09ドル近辺で下げ止まり、その後は1.23ドルまで12.8%上昇した。直近1週間でも上昇率は約6%に達した。

1.05~1.09ドルはこれまでも買いが入りやすい価格帯だったが、今回は反発の速さと勢いが際立った。XRPは短期の上昇トレンドライン付近で切り上がる安値を形成した後、素早く上値を伸ばしたという。

短期モメンタムにも改善がみられる。4時間足の相対力指数(RSI)は80を上回り、4月以降で最も強い買い圧力を示した。カシトレイズは、1.09ドルでの反発によって、XRPがすでに底を固め、新たな上昇トレンドに移行する可能性が高まったと評価した。

もっとも、上昇転換が確認されたわけではない。市場がまず注視すべき水準として挙げたのが1.30ドルだ。XRPは反発後の戻り局面でこの水準を試す展開となっている。1.30ドルは年初の下落局面で相場を支えた支持線だったが、6月初めに割り込んだ後は抵抗線に転じたとされる。

カシトレイズは、今回の上昇幅が一般的な調整局面におけるC波の目標値をすでに上回ったとも指摘した。その上で、「現時点で確定的なことは言えないが、XRPの相場構造がトレンド転換に向かう可能性は高まっている」との見方を示した。一方、1.30ドルで再び上値を抑えられれば、より大きな下落構造が維持され、0.90ドルを再び試す展開も想定されるという。

市場参加者が最終的な分岐点として注視しているのは1.65ドルだ。カシトレイズは、この水準を下値シナリオを打ち消す価格帯として位置付けた。1.65ドルは2月以降、XRPの上昇を抑えてきた主要な抵抗帯でもある。0.90ドルへの下落シナリオを完全に払拭するには、1.30ドルを上抜けるだけでなく、1.65ドルを突破したうえで支持線として定着させる必要がある。現在値からみると、この水準までには約34%の上昇が必要になる。

今回の分析では、単なる反発の有無ではなく、1.09ドルと1.65ドルという重要ラインが改めて示された。XRPの方向感は、値動きそのものよりも主要な支持線と抵抗線を突破できるかどうかに左右される構図が鮮明になっている。

キーワード

#XRP #暗号資産 #テクニカル分析 #RSI #フィボナッチ・リトレースメント #支持線 #抵抗線
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.