Cardano(ADA) 写真=Shutterstock

Cardano(ADA)について、追加下落の可能性は残るものの、長期投資の観点ではリスクリワード妙味が高まりつつあるとの見方が出ている。下値の目安としては0.125ドルと0.05ドルが意識されている。

16日付のブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」によると、暗号資産系ユーチューバーのジェイソン・キャスパー氏はライブチャート分析の中で、現在のADAの価格帯について、反発が始まれば無視できない買い場になり得ると評価した。

同氏はCardanoを「良い資産」と位置付けた。足元では下落基調が続いているものの、市場環境が改善すれば現水準から大きなリターンを見込める可能性があるためだという。

注目点は、上値余地と下値リスクのバランスだ。キャスパー氏は、現在の価格帯は長期保有を前提とする投資家が買い始める水準に近いとみている。ADAはすでに史上最高値から90%超下落しており、過去の主要な支持線付近に入っていることから、追加下落余地よりも反発余地の方が大きいとの見方を示した。

一方で、さらなる下落リスクが消えたわけではない。同氏は現値を下回る主要な支持線として、0.125ドルと0.05ドルを挙げた。0.125ドルは週足ベースの重要な支持線で、フィボナッチ・リトレースメントの0.618水準に当たる。現水準から約30%下に位置し、2020年11月以来の価格帯だという。

もう一つの支持線は、フィボナッチ・リトレースメントの0.786水準に当たる0.05ドル近辺だ。現水準比で約72%安に相当する。キャスパー氏は到達の可能性は極めて低いとしながらも、仮にこの水準まで下げれば買い機会として捉える考えを示した。

反発した場合の上昇余地はさらに大きいとの見方も示している。キャスパー氏は、ADAが0.052ドル近辺から反発し、史上最高値の3.10ドルを回復した場合、上昇率は約6100%、倍率では59.6倍に達する可能性があると試算した。史上最高値ではなく、2024年12月の強気相場で付けた高値1.32ドルの回復にとどまる場合でも、上昇率は約3000%になると説明している。

0.125ドルの支持線から反発するシナリオにも言及した。この水準から史上最高値を回復した場合、上昇率は約2380%になるという。さらに4ドルの新高値を付けた場合には、上昇幅は3100%まで拡大し得るとみている。

こうした見方はキャスパー氏だけのものではない。アナリストのマシュー・ディクソン氏も、ADAが0.296ドルで推移していた2月、Cardanoについてリスクリワードの良い取引対象と評価したことがある。ADAが過去に複数回の弱気相場を耐え、その後に回復局面を迎えてきた点を踏まえた見立てだという。

当面の焦点は2つある。1つは、0.125ドルと0.05ドル近辺の主要支持線を維持できるかどうか。もう1つは、反発が始まった場合に、過去高値回復への期待が再び市場に織り込まれるかどうかだ。今回の分析は大幅な上昇余地を示す一方で、追加下落リスクも依然として残っていることを示している。

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