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XRPが反発し、一時13%高の1.28ドルを付けた。市場では、投資家心理の改善に加え、大口保有者の買い増し、Rippleの機関向け決済事業の拡大、XRPL上のトークン化資産の増加が相場を支える材料として注目されている。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが16日(現地時間)に報じたところによると、オンチェーン分析企業Santimentは、今回の上昇について、市場全体のセンチメント改善と大口保有者による継続的な買い増しが背景にあると分析した。

相場上昇は、米国とイランの対立を巡る緊張緩和観測を受け、リスク資産への選好が戻った流れと重なった。暗号資産市場全体が反発する中、XRPも売り圧力が強まっていた局面を抜け出し、切り返した格好だ。

Santimentによれば、XRPは直近で1.05ドルまで下落し、2026年に入ってから投資家心理が最も冷え込んだ局面の一つにあった。その後、市場の警戒感が和らぎ、反発が起きやすい地合いが整ったという。

オンチェーンデータでは、大口ウォレットの買い増しが価格反発と並行して進んだことも示された。Santimentは、100万XRP以上を保有するウォレットが、流通量の74.1%に相当する459億8000万XRPを保有していると明らかにした。

これらのウォレットは、市場が軟調だった過去6カ月の間にも約15億3000万XRPを買い増したという。Santimentは、相場変動の大きい局面でも主要投資家がXRPの中長期見通しに対する信頼を維持していることを示していると評価した。

中長期の期待を支える要因としては、Rippleの機関向け決済事業の拡大と、XRP Ledger(XRPL)におけるトークン化資産の増加も挙げられる。Rippleは、越境決済や企業のブロックチェーン導入を強化するため、戦略提携やインフラ拡張を進めている。

Rippleは最近、豪州金融サービスライセンス(AFSL)の確保に向け、BC Payments Australiaの買収を進めた。これに先立ち、今年初めにはRipple子会社のGTreasuryが、運用・報告機能の強化を目的にSolvexiaを買収した。

XRPLを基盤とするトークン化市場も拡大している。XRPL上のトークン化資産の価値は37億ドルに達し、ネットワーク上では実物資産連動(RWA)プロジェクトが293件に上るという。

Santimentは、こうした拡大が続くことで、市場参加者がXRPとXRPLを、ブロックチェーンベースの金融インフラ転換の恩恵を受ける有力な候補とみていると伝えた。

もっとも、XRPは日中高値からは上げ幅を縮小した。足元では1.23ドル前後で推移しており、日中に付けた1.28ドルからは水準を切り下げている。

それでも、24時間ベースでは4.3%高、直近1週間でも5.79%高を維持している。反発基調を保つには1.20ドル台のサポート維持に加え、新たな買い需要の流入確認が必要となる。市場不安が再燃すれば、リスク資産全体の調整とともに上げ幅を削る可能性もある。

市場では、XRPが短期急騰後も上昇分の大半を維持している点に関心が集まっている。投資家心理の改善、大口保有者の買い増し、機関向け決済エコシステムの拡大が引き続き相場を支えるかが次の焦点となりそうだ。

投資家は今後、大口保有者の追加購入の有無に加え、取引所への流入動向、デリバティブ市場のポジション、暗号資産市場全体のリスク選好の流れを見極める必要がある。

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