イーサリアム(写真=Shutterstock)

イーサリアムの取引高が急増し、相場に持ち直しの兆しが出ている。24時間取引高は前日比107%増となり、価格も1600ドル台の安値から1800ドル近辺まで反発した。

ブロックチェーンメディアのU.Todayが16日(現地時間)に報じたところによると、主要取引所では売買参加が急速に拡大している。弱気相場で市場を離れていた投資家が戻りつつあるという。

取引高の増加は大手取引所で目立った。BinanceのETH/USDT取引高は130億ドルを超え、OKX、Bybit、Gateでも3桁台の伸びを記録した。こうした動きについて同メディアは、市場参加者が相場の方向転換を見込み、ポジションを積み増す局面と重なりやすいと指摘した。

価格も反応した。イーサリアムは直近24時間で約4%上昇し、1800ドル近辺まで値を戻した。今回の反発は、月初に急速な売りが広がった後に起きたものだ。

当時のイーサリアムは売られ過ぎの水準まで下落し、デリバティブ市場では大規模な清算も発生していた。

先物関連の指標にも改善がみられる。主要取引所のロング・ショート比率はおおむね1.0を上回り、ロング優勢の地合いを示した。直近の反発局面では、強制清算の多くがショート側で発生したという。

このため、市場ではイーサリアムの反発がショート勢の買い戻しを誘ったとの見方も出ている。

先物市場への資金流入も堅調だ。4時間および8時間ベースでは、イーサリアム先物に明確な純流入が確認され、既存ポジション間の移動ではなく、新規資金が流入している可能性が示された。

もっとも、テクニカル面では上値の重さがなお意識される。イーサリアムは50日、100日、200日の各移動平均線をいずれも下回って推移しており、それぞれの移動平均線も下向きの状態が続いている。

目先の抵抗線は1850ドル近辺で、次の主要な上値メドは100日移動平均線が位置する2050ドルとされる。

モメンタム指標も改善している。相対力指数(RSI)は売られ過ぎ圏を脱し、中立圏へ戻りつつある。取引高の回復が本格的なトレンド転換につながるかどうかは、今後数日で主要な抵抗線を上抜けられるかが焦点になりそうだ。

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