Coinbaseは16日、Amazon Web Services(AWS)と連携し、出版社がx402決済プロトコルを通じてAIエージェントからコンテンツ利用料を受け取れる仕組みを提供すると発表した。
米The Blockによると、対象はAWS CloudFrontとWeb Application Firewall(WAF)を利用する出版社。AWSは、CloudFrontとWAFがインターネット全体のトラフィックの約4分の1を処理していると説明している。
出版社は、既存のAWS設定のまま機能を有効化でき、別アカウントの作成や請求処理、APIキーの追加は不要だという。
AIエージェントがコンテンツをリクエストすると、サーバーは価格を含む支払い要求を返す。エージェントはBaseネットワーク上のUSDCで決済し、Coinbaseのx402ファシリテーターがブロックチェーン上で支払いを確認すると、コンテンツが即時に提供される仕組みだ。
このサービスは、リクエスト単位の課金、高頻度の少額決済をまとめて処理する方式、サブスクリプションモデルのほか、推論処理や計算負荷の高いAPI呼び出しなど、利用量に応じた課金モデルに対応する。
AWSでエッジサービスを統括するニシット・サニ氏は「コンテンツ所有者や出版社は、利用者やエージェントを遮断するのではなく活用したいと考えている」と述べた。その上で、今回の連携により「コンテンツを提供する前に、エージェントの身元や意図、決済権限を事前に確認できる」と説明した。
Coinbaseはx402を開発後、ガバナンスをLinux Foundation傘下のx402財団に移管した。AWSはクラウドインフラ、AI、金融サービス分野の企業約20社とともに、x402の創設メンバーとして参画している。