写真=Reve AI

ビットコインが再び6万5000ドルを上回った。オンチェーン指標には、大口保有者の売りが一巡し、再び蓄積局面に入りつつあることを示す動きが出ている。

ブロックチェーンメディアのU.Todayは15日(現地時間)、CryptoQuantのデータをもとに、ビットコインの大口保有者が数カ月続いた売り越し局面を終え、買い増しに転じた可能性があると報じた。

注目されているのは、取引所への流入を通じて売り圧力の強弱を測るコインデイズ・デストロイド(CDD)だ。CDDは216万から3万3000へ急低下した。長期保有されていたコインの取引所移動が大幅に減り、売却圧力が弱まったことを示す。CryptoQuantの集計からは、大規模な売りの段階が終わり、再び蓄積に向かう流れが読み取れる。

売り圧力が最も強かったのは6月初旬だった。当時、ビットコインは約7万1300ドルから6万3800ドルまで下落し、長期保有分の取引所流入も増加した。ただ、その後に6万1400ドル近辺で安値を付けると、状況は変わった。大口保有者が安値圏で積極的に買い向かったとみられ、U.Todayはこの局面について、供給ショックの可能性が高まったと指摘している。

取引所残高の動きも同じ方向を示している。ここ数日で1万1400BTC超が取引所から流出し、ウォレットへ移された。金額ベースでは約7億ドル(約1050億円)に相当する。これは、反発局面での売却準備ではなく、下落局面での買い集めだったとの見方を後押しする材料となっている。

機関投資家マネーにも持ち直しの兆しが出てきた。ビットコイン現物ETFは直近の取引日で純流入を記録した。現物市場の売り圧力が和らぐなかでETFへの資金流入も加わり、需給環境の改善を示すシグナルとして受け止められている。

大口保有者の保有量も増加に転じた。14日時点で100BTC以上を保有するウォレットのビットコイン供給量は、約2週間にわたる減少の後、反発基調に入った。この動きは、ビットコイン価格が約6万5700ドルまで持ち直した局面と重なる。U.Todayは、大口保有者の動きが次の価格上昇を示唆していると評価した。

今後の焦点は、取引所残高の減少基調が続くかどうか、そして現物ETFへの純流入が継続するかどうかだ。大口保有者の蓄積が続けば、足元の反発が単なるテクニカルな戻りにとどまらず、需給主導の上昇につながる可能性がある。半面、取引所への流入が再び増えれば、今回の反発の持続力が改めて問われることになる。

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