Kakaoは6月15日、Samsung Electronicsと共同で「SSAFY X Kakaoテックブートキャンプ AIハッカソン」を開催したと発表した。会場は京畿道龍仁市のKakao AIキャンパスで、開催日は13〜14日の2日間。AI時代を担う実践型の開発人材育成を狙う取り組みとして、約90人が参加した。
今回のハッカソンは、両社が運営する人材育成プログラム「Kakaoテックブートキャンプ」と「Samsung青年SW・AIアカデミー(SSAFY)」が連携して初めて実施したもの。予選を通過した受講生12チームが参加した。
開発テーマには、政府が選定した「AI民生10大プロジェクト」を採用した。参加者は小規模事業者支援、ボイスフィッシング対策、児童・青少年保護、海洋リスク分析などの課題から1つを選択し、2日間の集中開発を通じてAIを活用した解決策を設計し、プロトタイプとして実装した。
会場には、警察庁、法務部、女性家族部など関係省庁の担当者や現場の専門家がメンターとして参加した。参加者が実効性のある解決策を検討できるよう、具体的な助言や質疑応答を行ったという。
最終審査では、雇用労働部長官賞、Kakao代表理事賞、Samsung Electronics代表理事賞などを含む計5チームが受賞した。賞金は各チーム300万ウォンで、総額は1500万ウォン。
雇用労働部長官賞は、海上遭難時に通信が途絶えた場合でも、AIで現場を分析して救助を支援するサービス「DRIFT」を開発したゴールデンタイムチームが受賞した。Kakao代表理事賞は、AIベースの苦情受付・処理サービス「ミンダム」を実装したSSAIKAチームに贈られた。
参加者のキム・デフン氏(Kakaoの開発者)は、「現場では接しにくい社会課題をAI技術で解決でき、意義深かった」とコメント。「多様な背景を持つ参加者とともにサービスを企画・開発する過程で、新たな視点やアイデアを得ることができた」と述べた。
Kakaoサステナビリティ経営総括リーダーのクォン・デヨル氏は、「今回のハッカソンは、官民連携による教育の好例にとどまらず、民間企業同士の連携によって教育効果を高めた事例という点でも意義がある」と説明した。今後も実践型プロジェクトや協業経験の機会を広げ、AI時代に必要な人材の成長と開発者エコシステムの発展に向けた支援を強化する方針だ。