Dogecoinに、今サイクルで2.85ドルを目指すとの長期強気シナリオが出ている。足元の価格水準からみると上昇率は3100%超に達する計算だ。一方、短期では0.081ドル前後の支持線を維持できるかが焦点となっている。
米ブロックチェーンメディアのDecryptが6月13日(現地時間)に報じた。アナリストのジャボン・マークス氏は、Dogecoinの過去の上昇サイクルとフィボナッチ拡張をもとに、次の主要な上昇局面における最低目標を2.85ドルと示した。
同氏はXに投稿した長期チャートで、2017年、2021年、現在の各サイクルにおけるDogecoinの値動きを比較した。現サイクルでは1.618のフィボナッチ拡張が約2.85ドルに位置しており、過去の強気相場と似たブレイクアウトが再現されれば、この水準が最低目標になり得るとみている。
上値の目安としては、7.22ドルと14ドルにも言及した。ただ、こうした価格帯は、Dogecoinが過去と類似したパターンを繰り返し、市場環境が追い風となった場合のシナリオだとしている。
足元の価格を基準にすると上昇余地は大きい。記事で示されたDogecoinの価格は0.08845ドル(約13円)で、ここから2.85ドルまで上昇した場合、上昇率は3100%を超える。マークス氏は、こうした見方の根拠として、長期のもみ合いの後に急騰した過去の値動きを挙げている。
実際、Dogecoinは2017年のサイクルで1セント未満の水準から大きく上昇し、2021年には0.73ドル超の過去最高値を付けた。マークス氏は、現サイクルでも同様の値動きになる可能性があるとみている。
一方、短期的な反発余地を指摘する分析もある。アナリストのアリ・マルティネス氏は、週足ベースのTDシーケンシャルがDogecoinに買いシグナルを出したと明らかにした。5月7日に同指標が売りシグナルを示した後、Dogecoin価格が31%下落した点にも触れている。
同氏は、Dogecoinが5年にわたる平行チャネルの下限に当たる0.081ドル近辺の主要な支持線を試しているとみる。この水準を維持できれば、0.096〜0.10ドルのレンジを目指す可能性があるという。約0.081ドルの価格帯で最後に移動したDogecoinが300億枚超あることから、このゾーンが強い支持帯として機能しているとも説明した。
Dogecoin市場では、長期で2.85ドル超を視野に入れる強気シナリオと、短期で0.081ドルの支持線を見極める局面が併存している。当面の方向性は、下値支持の維持と買い需要の継続に左右されそうだ。長期見通しの前提についてDecryptは、過去の強気相場に近いブレイクアウトが再び起きるかどうかにかかっていると伝えた。