暗号資産市場のセンチメントが数週間ぶりの低水準に落ち込んだ。写真=Reve AI

暗号資産市場のセンチメントが急速に悪化している。6日(現地時間)には恐怖・強欲指数が12まで低下し、「極端な恐怖」圏に沈んだ。ビットコイン現物ETFでは13営業日連続の純流出が続き、ビットコインは6万1100ドルまで下落した。

ブロックチェーンメディアのCryptopolitanによると、ビットコインの下落を受けて主要暗号資産にも売りが広がった。

恐怖・強欲指数はAlternative.meが算出する投資家心理指数で、0から100の範囲で市場心理を示す。今回の12は「極端な恐怖」に当たり、前日の13から一段と低下した。1週間前の約52と比べても悪化は鮮明だ。

ビットコインは2月以降の日中安値圏まで下落した。暗号資産ファンドからの資金流出が続いたことも、投資家心理の冷え込みに拍車をかけた。

資金フローの弱さも目立つ。ビットコイン現物ETFは13営業日連続で純流出となった。ケネス・ワーディントンは、水曜日だけで約4億ドルが流出したと指摘した。

この結果、5月中旬以降の関連ファンドからの流出額は累計で40億ドルを超えた。

ビットコインは6月初旬に7万ドルを割り込んだ後も下げ止まらず、6万1100ドル近辺まで値を下げた。ChainCatcherとCFGI.ioのデータでは、200週移動平均線に当たる6万1300ドル近辺のすぐ上で推移した。この水準は、過去の相場サイクルで長期的な底値の目安とみなされてきたという。

イーサリアムの下げはさらにきつく、2000ドルを割り込み、1585ドル近辺で取引された。

投資家心理の悪化は短期間で進んだ。5日時点の7日平均の心理指数は19、30日平均は30だった。

主要アルトコインも総じて軟調だった。6日のChainCatcher集計では、BNBが3.9%安、XRPが4.4%安、ソラナが6.4%安。カルダノは8%下落し、数年来の安値圏に向かった。

50超のトークンのセンチメントを追跡するCFGI.ioは、ビットコインとイーサリアムをともに「極端な恐怖」に分類した。他の主要銘柄の多くも「恐怖」圏にとどまり、中立圏を維持した小型トークンは限られた。

もっとも、恐怖・強欲指数が12まで低下する局面は、過去にも投げ売り局面と重なってきた。2018年12月の弱気相場の底、2020年3月の新型コロナ急落、2022年6月のテラ・ルナ崩壊、2024年8月の売り局面でも、同様の低水準がみられたという。

ただ、当時はいずれも最終的に反発したものの、回復時期には差があった。とりわけテラ・ルナ崩壊後は、指数が一桁まで低下した後も、ビットコインがサイクルの底を確認するまで数カ月を要したとされる。

このため、指数の低下だけで直ちに底打ちと判断するのは難しい。市場では、7日に予定される次回の指数公表に加え、ビットコインが6万ドル台を回復できるか、ETFの純流出が鈍化するかに注目が集まっている。ETFの償還フローが落ち着けば、機関投資家の売り圧力が和らぐ兆しとなる可能性がある。

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