Tossを運営するViva Republicaは6月5日、庶民金融振興院と連携し、休眠預金の照会・払戻申請サービスを開始したと発表した。複数の金融機関に分散した休眠預金をTossアプリ上でまとめて確認し、そのままオンラインで申請できる。受け取りはToss Pay Moneyへのチャージ方式に限られる。
このサービスでは、複数の金融機関に散在する休眠預金をTossアプリで一括照会できる。書類の提出や窓口訪問は不要で、非対面で申請手続きを完結できる点が特徴だ。
休眠預金は、長期間取引がなく、金融機関から庶民金融振興院に移管された預金を指す。預金者はいつでも払い戻しを受けられるが、少額の場合は照会や申請まで進まないケースが多かったという。
Tossは今回のサービスにマイデータを活用した。利用者はTossアプリの「全体」タブで「休眠預金」を検索するか、案内通知からアクセスすることで、本人名義の休眠預金の一覧と金額を確認できる。受取方法としてToss Pay Moneyを選択し、申請する仕組みだ。
申請が完了すると、庶民金融振興院が該当金額を利用者名義の仮口座に入金し、TossがこれをToss Pay Moneyとしてチャージする。支給方法はToss Pay Moneyへのチャージに限定される。
対象は50万ウォン以下の休眠預金。1人が複数件の休眠預金を保有している場合は、案件ごとに申請できる。一度申請した休眠預金については再申請できない。
同サービスは、Toss、庶民金融振興院、韓国信用情報院、金融決済院などの関係機関が連携して構築した。Tossはユーザーインタフェースの提供、申請受け付け、Toss Pay Moneyの支給処理と運営を担う。庶民金融振興院は、休眠預金の照会、申請、結果確認に向けたマイデータ連携と、実際の入金業務を担当する。
Tossの関係者は「本来は持ち主に戻るべきお金が、手続きを知らないまま眠っているケースが多かった」とした上で、「マイデータを基盤に分散した情報を集約し、利用者に実際に役立つ支援につなげることができた。今後も関連サービスを継続的に提供していく」とコメントした。