Bitcoin(BTC)が4カ月ぶりの安値まで下落し、2022年の弱気相場で抵抗線として意識された200週単純移動平均線(SMA)に再び接近した。日足の相対力指数(RSI)も17.35まで低下しており、市場では目先の反発余地と一段安の可能性を見極める局面となっている。
Cointelegraphが4日(現地時間)に報じたところによると、BTC/USDは2023年以降で初めて200週SMAの水準を改めて試した。
TradingViewのデータでは、200週SMAは足元で6万1626ドル(約924万円)に位置する。200週SMAは弱気相場の重要な目安とされ、2023年10月に価格が最後にこの水準に接触した。2022年の弱気相場では、相場が上向くまで抵抗線として機能していた。
市場では、この水準を短期的な分岐点とみる向きがある。ソーシャルメディアチャンネル運営者のコリン・トークスクリプト・クリプトは、200週SMAへの再接近を「重要なマイルストーン」と位置付け、「ここから反発するのか、さらに下げるのかが焦点だ」と指摘した。過去の複数の強気・弱気サイクルを比較したチャートも示し、2026年初に見られた弱気フラッグ崩れに似た展開が再び起きているとの見方を示した。
一方で、テクニカル面では売られ過ぎシグナルに注目が集まっている。Bitcoinの日足RSIは17.35まで低下し、2020年以降では今年2月の急落時に並ぶ低水準となった。経済学者フランク・A・ペターの名を冠したX上の分析アカウントは、足元のBTC/USDについて「事実上、極端な売られ過ぎ局面に近い」との見方を示した。
暗号資産トレーダー兼アナリストのミカエル・バン・デ・ポペは、RSIの低下と200週SMAの再接近をあわせて評価し、買い場となる可能性に言及した。「Bitcoinに確信があるなら、いまはポジションを積み上げる局面だ」と述べる一方、短期的な価格変動要因としてStrategyの企業債務問題を挙げた。
さらにバン・デ・ポペは、Strategyに関連するSTRCとディペグ問題が再び改善に向かえば、Bitcoinも反発する可能性が高いとの見方を示した。市場では下落幅そのものに加え、200週SMAを維持できるか、RSIがどのペースで持ち直すか、Strategy関連の不安が沈静化するかにも関心が集まっている。
今回の下落局面で注目されるのは、価格が長期的に重要な支持・抵抗帯に再び差し掛かった点だ。2022年の弱気相場で抵抗線だった水準が今回は支持線として機能するのか、それとも一段安に向かう過程にとどまるのかが、目先の方向性を左右しそうだ。