PolymarketとKalshiが、暗号資産関連の予測市場で日次取引高の過去最高を更新した。相場が急落した局面で取引が膨らみ、5月の予測市場全体の取引高も月間ベースで過去最大となった。
ブロックチェーンメディアのCryptopolitanが3日(現地時間)、報じたところによると、Polymarketの日次取引高は1億7600万ドル、Kalshiは1億800万ドルを記録した。両社が同じ日に過去最高を更新した格好だ。
記録更新は、暗号資産市場が大きく下落した日と重なった。同日の相場急変では、レバレッジポジションで17億6000万ドル超が清算された。ビットコインは4月2日以来初めて6万7000ドルを割り込み、暗号資産の時価総額は約1370億ドル減少した。
Kalshiの暗号資産カテゴリーの日次取引高が1億ドルを超えたのは今回が初めて。3月16日に付けた従来の最高を上回った。Artemisの集計でも、Polymarketの1億7600万ドルは過去最高となった。
予測市場全体でも取引拡大が続いている。5月の総取引高は284億ドルとなり、月間ベースで過去最高を更新した。増加は4カ月連続。このうちKalshiは173億ドルで全体の約61%を占め、Polymarketは84億ドルだった。
両プラットフォームの差も広がっている。Kalshiは5月17日終了週の週間取引高が初めて40億ドルを超えた。一方、同週のPolymarketは20億ドルだった。Kalshiは3日、Xを通じてビットコインの無期限先物取引を開始したと公表し、米国初の無期限先物だとしている。
もっとも、預かり資産規模ではPolymarketが大きい。DeFiLlamaによると、総預かり資産(TVL)は5億3558万ドル、未決済建玉は4億8835万ドルだった。直近24時間のアクティブアドレスは10万8000を超え、Polygon基盤とオフチェーンのオーダーブックを合わせた累計取引高は361億ドルに達した。直近30日間の売上高は2094万ドル、同期間の取引高は38億9000万ドルだった。
新規参入の動きも出ている。HyperliquidのHIP-4は5月2日、メインネットで結果連動型の契約を導入した。Dune Analyticsによると、取引高は現時点でPolymarketの約1%にとどまる。アクティブトレーダーは約500人、累計取引件数は100万件という。予測市場カテゴリー全体のTVLは5億9591万ドルと集計された。